Premiere ProとPremiere Rush!4つの違いを解説!
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- Premiereなんとかっていうソフトが
いろいろあってよく分からない。 - 動画編集で稼ぐならどっちのソフトがいいの?
- できれば安い方がいいな…
こういったお悩みにお答えします。
Premiere Pro・Premiere RushはどちらもAdobe社が販売している動画編集ソフトです。
『なんで、同じ動画編集ソフトが複数あるの?』と思いますよね。もちろん、それぞれに違い・特徴があるからです。
この違いをしっかりと理解しておかないと、あなたの目的に合わないソフトを買ってしまい何万円も損をする、なんてこともあるので要注意です。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが初心者の方向けにPremiere ProとRushの違い4つについて解説しますので、最後まで読むことで動画編集者として稼いでいくためにどちらのソフトを選べばいいのかが分かります。
Premiere Pro一択
RushでOKです。
- 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
- 副業で動画編集を始め、半年後に月10万円を稼ぎフリーランスに
- 動画編集者として200本以上を納品
- 現役の動画編集ディレクターとして活動中
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『Premiere Proをお得に手に入れたい!』という方は、以下の記事もお読みください。
>>Adobe Premiere Proの買い切り版(永久版)は?安く買う方法を解説!
Premiere Pro・Rushを4つのポイントで比較
表にまとめるとこのような感じです。
編集ソフト | Premiere Pro | Premiere Rush |
機能面 | なんでもできる | スマホ用の簡易版 |
価格 | 月1,800~2,700円 | 月980円 |
必要なマシン | 高スペックPC | スマホでもOK |
どんな人向け? | 動画編集を仕事にしたい人 | スマホで簡単な編集をしたい人 |
ひとつずつ詳しく見ていきますね。
機能面:Premiere ProはRushの上位互換
Premiere Proはオールラウンダー
Adobe公式サイトによると
機能豊富で柔軟性の高いPremiere Proは、どんな目的の動画編集にも向いています。トリミング、トランジションとエフェクトの適用、カラーの調整、テロップやグラフィックの追加、音声の編集機能がありますが、全部使いこなす必要はありません。テンプレートを組み合わせて楽しい自作動画も作れます。
このように説明されています。
公式が『全部使いこなす必要はありません』と言うほど多くの機能が備わっているということですね。
私もPremiere Proを使って200本以上の動画をクライアントに納品してきましたが、すべての機能を使いこなしているとはとても言えません。
それくらい、オールラウンドに対応できる多機能なソフトです。
Premiere Proには7日間の無料期間がありますので、気になる方はAdobe公式サイトから試してみて、自分に合いそうだったら使い続けるといいでしょう。
Premiere Rushはスマホ用の簡易版
Premiere Rushは、Premiere Proの中から一部の機能だけを抜き取った『簡易版』のようなイメージです。
- カット
- テロップ
- エフェクト
- 音声調整
- カラー補正
- 動画の書き出し
などなど…Rushでもこれらの基本的な機能は備えているため、『ちょっとテロップを入れたい』『BGMを流したい』くらいの簡単な編集であれば問題ありません。
Twitter・YouTubeなどにアップする動画を気軽にサクッと作りたい方向きのソフトですね。
ただし、データをクラウド上にしか保存できない点は要注意です。クラウドストレージの容量は100GBしかないため、長く動画編集を続けていると足りなくなってくることも。
仕事で多くの動画をやりとり・保存する必要がある方には厳しいですが、趣味でやっていて『昔の動画は削除してOK』という方は問題ないですね。
また、Premiere Rushにも無料体験プランがあります。
このプランでは
- 動画の書き出しが3回まで
- ストレージの容量が2TB
これらの制限があるため本格的に使い続けるのはちょっと厳しいですが、無料なのでお試しで使ってみるのはおすすめです。
>>Adobe公式サイトでPremiere Rushを無料で試してみる
価格:Proの方が2~3倍高い
それぞれの価格は
- Premiere Pro:月1,800~2,700円
- Premiere Rush:月980円
このようになっており、より高機能なPremiere Proの方が2~3倍高いですね。
なお、Premiere Proの価格に幅があるのは不定期のセールが行われるためです。どうせ購入するならセール時を狙いましょう。
必要なマシン
Premiere ProはPC専用である一方、RushはPCでもスマホでも使うことができます。
また、Adobe公式サイトでは、Premiere Proを快適に使うための推奨スペックが以下のように示されています(抜粋)。
- CPU:Intel® 第7世代以降、AMD Ryzen™ 3000 シリーズ以降
- メモリ:16GB以上
- GPU:4GB以上
パット見よく分からないと思いますが、そこそこスペックが高いPCが必要になります。相場はだいたい15万~20万円くらいですね。
YouTubeやネットを見る用に購入したPCでは厳しいかもしれません。
ご自身のPCスペックの確認方法や推奨スペックの詳しい解説については以下の記事をお読みください。
スペック3項目と確認方法を解説!
低いスペックでも大丈夫?
Rushはスマホでも使えるソフトなので比較的低いスペックでも大丈夫ですが
Adobe公式サイトによると、PCであれば
- CPU:64 ビット対応 Intel
マルチコアプロセッサー - メモリ:8GB
スマホであれば
- iPhone 7 以降
- ony Xperia 10/10+、XZ Premium
XZ3、XZ2、XZ1 - Xiaomi Mi 9、Mi 8、Pocofone F1
Redmi Note 7/7 Pro - などなど…他にも多くの機種
このようになっています。
多くの機種が対応している一方、古いスマホや格安スマホだとソフトが思うように動かないこともありますので注意しましょう。
どんな人向け?
- Premiere Pro
:動画編集で稼いでいきたい人 - Premiere Rush
:趣味で簡単な動画編集をしたい人
あなたが『動画編集で稼ぎたい』『将来役に立つスキルを身につけたい』と考えている場合はPremiere Proを購入しましょう。
残念ながら、いくらRushを使いこなせるようになっても動画編集でお金を稼ぐことは不可能です。
その理由は簡単で、Twitterでもクラウドソーシングサイトでも『Premiere Pro使える方募集!』という案件が多いためです。
編集者を募集する側からしても、しっかりとしたソフトを使っている人にお願いしたいですからね。
動画編集者 募集
・解説系動画
単価: 18000 月4〜8本
(能力次第で2倍くらいまでは上げる可能性有)素材30分前後 完成尺15分
・Premier Proユーザーのみ
・納期5日実力・完コピ力ある方募集です!
このツイにアクションしたら、ポートフォリオ添えてDMまでお願いします!#動画編集 #募集— hal@動画編集D (@Ah_Nets_took) June 18, 2022
【動画編集者募集】
※フリーランスの方限定です。【単価】
1万円〜2万円程度【条件】
Premiere Pro,
Photoshopが使える
月3本〜の編集が可能な方興味がある場合は
・経歴(学歴含む)
・過去作品
・リソース空き状況(週の稼働時間)上記を記載の上DMお願いします!
— タカハシカツヤ/動画編集 (@ochamizuiro) September 23, 2021
【動画編集者様募集📹】
▶︎ジャンル
・Youtube動画編集(素材10分程度)
・エンタメ、ビジネス系
▶︎作業内容
・カット、テロップ入れ
▶︎単価
・1本3000円(単価アップ検討)
▶︎条件
・Premiere Pro
・2日〜3日に1本納品
・連絡がスムーズな方過去に編集した動画を添えてDMお待ちしてます!
— かずきん@年収500万捨てて動画編集 (@kazukinpapa) September 22, 2021
Premiere Proは業界スタンダードのソフトなので、もしあなたが他のソフトを使っていると応募できる案件の幅がとても狭くなってしまいます。
Premiere Proが使える人を探しているクライアントに対して『私はPremiere Rushが使えます!』といくらアピールしたところで見向きもされませんからね。
動画編集で稼ぐにはPremiere Proが必須と言っていいでしょう。
一方、自分一人で気楽に動画編集を楽しみたい方はそんなことを気にする必要はないため、Premiere Rushでも問題ありませんね。
というわけで、まとめるとこんな感じでした。
編集ソフト | Premiere Pro | Premiere Rush |
機能面 | なんでもできる | スマホ用の簡易版 |
価格 | 月1,800~2,700円 | 月980円 |
必要なマシン | 高スペックPC | スマホでもOK |
どんな人向け? | 動画編集を仕事にしたい人 | スマホで簡単な編集をしたい人 |
『自分が動画編集で何をしたいか』を考えて、目的に合ったソフトを選びましょう。
ソフト間の互換性は一方通行
どちらもAdobe社のソフトなのですが、互換性はないため注意しましょう。
- Rush → Proに引継ぎ:OK
- Pro → Rushに引継ぎ:ダメ
こんな感じの一方通行になっています。
プロジェクトを本格的な作品に仕上げるには、Premiere Proに読み込みましょう。Rushの編集内容が同期され、互換性の心配なしに高度な編集を加えることができます。
と、仕上げはPremiere Proで作業することを推奨しています。
RushからProにソフトを変更した方は、昔Rushで編集した動画を、Proでより豪華に編集しなおすこともでき楽しそうですね。
ProでRushのプロジェクトを開くには
起動時に左下に表示される『Premiere Rushプロジェクトを開く』をクリックして、Rushで作ったプロジェクトファイルを選択すればOKです。
このように、RushからProへの引継ぎはまったく問題ないのですが、その逆は成り立ちません。
一度Premiere Proで保存したプロジェクトファイルは、その後Rushでは開くことはできないんです。
このあたりは、Premiere ProがRushの上位互換であるがゆえの関係性ですね。
つまり、あなたが両方のソフトを使える状態でも、一本の動画を
- 家のPCで、Proを使って途中まで編集
- 出先では、スマホのRushを使って続きを編集
というようなことはできません。
互換性はなく、一方通行の関係であることに注意したいですね。
Premiere Proを最安値で買うには?
ここまでお伝えしたとおり、Premiere Proがあれば動画編集でお金を稼いでいくことはできるのですが、本気で取り組みたい方にはAdobe CCの購入がおすすめです。
Adobe CCとはAdobeソフトの『詰め合わせパック』のことで、Premiere Proを含む20種類以上のソフトが使い放題になるプランです。
公式サイトの通常価格でソフトを2つ購入するよりもAdobe CCを最安値で購入する方が安くなりますので、複数のソフトを使いたいならこちらを購入した方がお得です。
動画編集者として仕事をしていると、サムネイル作成などの際にPremiere Pro以外のソフトが必要になりますので、ガンガン稼いでいきたい方にはAdobe CCは必須です。サムネイルと動画編集がセットになっている案件もたくさんありますからね。
↓このアイキャッチ画像もIllustratorというAdobeソフトで作成しています。
最初はPremiere Proに集中して操作を覚えていけばOKですが、いずれこれらのソフトが必要になることは覚えておきましょう。
Adobe CCが気になる方向けに、ソフトの特徴や最安値で買う方法について以下の記事で詳しく解説しています。
Adobe CCを最安値で買う方法!
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挫折せずに最短で結果を出したい方は以下の記事を読んでみてください。
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>>【13校に厳選】後悔しない!おすすめの動画編集スクールランキング
『Premiere ProとPremiere Rushの違い4つを解説!』のまとめ
- Premiere ProはRushの上位互換
- 動画編集で稼ぐならPremiere Proが必須
- 趣味で編集するならPremiere RushでOK
ソフトを選びましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!