【Adobe Premiere Pro】動画編集用PCの推奨スペック3項目と確認方法を解説!
- 動画編集をするにはどれくらいのスペックのPCが必要?
- Premiere Proを使ってみたいけど自分のPCで動くか不安
- PCには詳しくないのでスペックとかよく分からない・・・
こういったお悩みにお答えします。
Premiere Proを快適に動作させるためには高いスペックのPCが求められます。
しかし、必要なスペックについて具体的に理解していないと、PCの増設や買い替えが必要かどうかも判断できません。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが初心者の方向けに動画編集用PCに最低限必要なスペック3項目と確認方法を解説しますので、最後まで読むことで動画編集のために準備すればいいPCの規準が分かります。

見比べてみてください。
動画編集用PC選びで失敗したくない方は、以下の記事も合わせてお読みください。
>>失敗しない動画編集用PC選びのポイント4選を徹底解説!【Premiere Pro】
目次
動画編集する上で注目すべきスペック3項目
動画編集用PCとしてスペックが重要になる項目は
- CPU
- メモリ
- GPU
これら3項目です。
※SSDも重要なのですが、これらの3項目が十分高いPCであればほぼ間違いなくSSD搭載モデルのためここでは触れないものとします。
これら3つのスペックですが、よく分からない方も多いと思いますので順番に詳しく見ていきましょう。
CPU
CPUはパソコンの『頭脳』にあたる演算装置で、処理能力に関わる部分です。
現在、IntelとAMDの2社がCPU市場のほとんどを占めています。あなたのPCにもほぼ間違いなくこの2社どちらかのCPUが搭載されているでしょう。
CPUの処理が速ければ速いほど作業時間も短縮でき、作業時のストレスも小さくなります。
CPUを交換するのはメモリ・GPUの交換・増設と比べて難易度が高いため、後から増設できないのがネックですね。1台のPCを長く使い続けたい方はCPUの性能にこだわるといいでしょう。
メモリ
メモリはCPUで処理した内容を記憶しておく領域で、容量が不足してしまうとパソコンの動作が極端に遅くなり、フリーズしてしまうこともあります。よく『作業机』に例えられますね。
動画編集では、動画の書き出し時などに多くのメモリ容量を使用しますので、非常に重要なパーツです。
GPU
GPUもCPUと同じ演算装置ですが、こちらは画像の処理に特化しています。
動画の編集や書き出しの際にCPUの処理を手伝ってくれるパーツです。
Premiere Proの初期設定では、動画のレンダリング(書き出し)や再生にGPUが使われます。そのため、GPUのスペックが低いと動画の書き出しやプレビュー再生に時間がかかってしまい、スムーズに編集を進めることができません。
スペックの基準は2種類
では、具体的にCPU・メモリ・GPUがどのくらいの性能を持っていればいいのかを見ていきましょう。
Premiere Proの販売元であるAdobe社は、ソフトを使うためのスペックの基準について
- 最小スペック:Premiere Proが最低限使えるよ!
- 推奨スペック:Premiere Proが快適に使えるよ!
この2つを示しています。どう違うのか、順番に解説しますね。
最小スペック
Adobe Premiere Pro を実行するには、以下に示す最小技術仕様をコンピューターが満たしている必要があります。
と記載されています。つまり『以下のスペックがあればPremiere Proを起動することはできますよ。サクサク動くかは知らないけど…』ということですね。
抜粋すると
- CPU:Intel® 第6世代以降、AMD Ryzen™ 1000 シリーズ以降
- メモリ:8GB以上
- GPU:2GB以上
これらを満たしている必要があります。
このスペックを満たすPCの値段を調べてみると、だいたい7~10万円くらいが相場です。ご自宅のPCでも最小スペックを満たしているかもしれませんね。
スペックの確認方法は後ほど画像付きで解説します。
推奨スペック
では次に、推奨スペックの紹介です。
先ほどと同じAdobe公式サイトでは
最適なパフォーマンスを得るには、推奨されるシステム仕様を使用します。
と記載されており、Premiere Proを快適に使うためには
- CPU:Intel® 第7世代以降、AMD Ryzen™ 3000 シリーズ以降
- メモリ:16GB以上
- GPU:4GB以上
これらを満たしている必要があります。先ほどの最低スペックと比べてみると
最低スペック | 推奨スペック | |
CPU | Intel® 第6世代以降 AMD Ryzen™ 1000 以降 |
Intel® 第7世代以降 AMD Ryzen™ 3000 以降 |
メモリ | 8GB以上 | 16GB以上 |
GPU | 2GB以上 | 4GB以上 |
推奨スペックではCPUの世代が新しくなっていたり、メモリは8GB → 16GB、GPUは2GB → 4GBと倍増していますね。
この推奨スペックを満たすPCは、安くても10万円以上はするでしょう。残念ながら、『自宅のPCがたまたま推奨スペックを満たしていた』という可能性は低そうです。
動画編集を仕事にするなら推奨スペックが必要
『じゃあ基準が緩い最低スペックがあればいいや…』と考えている方はちょっと待ってください。
あなたが動画編集でお金を稼ぎたいのであれば、推奨スペックを満たしているPCが必要です。
『PCを買い替えたくない』『なるべく初期費用を抑えたい』という気持ちはよく分かるのですが、最小スペックしか満たしていないPCだとあなた自身がしんどい思いをすることになってしまいます。
受け取った動画素材が重いとフリーズしてしまう可能性が上がりますし、書き出しなどの作業にも余計に時間がかかるため、
また、動画編集者を募集しているクライアントの中には
このように、編集者が使っているPCのスペックを確認している人もいます。
仕事を依頼する側としては、十分なスペックを備えたPCを使いこなし、スムーズに動画を編集できる方にお願いしたいですよね。もしあなたのPCが最小スペックしか満たしていないと、お金を稼ぐ上で周りの編集者よりも不利になってしまうでしょう。
推奨スペックを満たすPCは高額ですが、必要経費と割り切って購入することをオススメします。
一方、『試しにPremiere Proを触ってみたい』という方で、自宅にあるPCが最小スペックを満たしている場合は、PC買い替えの前にPremiere Proを無料体験してみると良いでしょう。一度使ってみて気に入ったら、そのときは改めて推奨スペックを満たすPCを購入すればOKです。
コスパ最強でおすすめの動画編集用デスクトップPC3選については以下の記事で詳しく解説しています。

おすすめの動画編集用デスクトップPC3選!
自宅のPCのスペックを確認してみよう
ご自宅にPCがあり『買い替えずにPremiere Proを使えないかな』と考えている方は、まずPCのスペックを確認してみましょう。
必要なスペックは以下の通りでしたね。
最低スペック | 推奨スペック | |
CPU | Intel® 第6世代以降 AMD Ryzen™ 1000 以降 |
Intel® 第7世代以降 AMD Ryzen™ 3000 以降 |
メモリ | 8GB以上 | 16GB以上 |
GPU | 2GB以上 | 4GB以上 |
CPUのスペック確認手順
デスクトップにある『PC』のアイコンを右クリック→プロパティで『設定』画面を開き、『プロセッサ』の項目を確認してみてください。
IntelのCPUは『Intel(R) Core(TM) i7-9700』などの型番で表され、この『9700』の頭の数字(この場合は9)が世代を表しています。
推奨スペックは第7世代以降なので、ここが7以上であればOKです。
第10世代以降だと5桁(10750など)になりますが、もちろん問題はありません。
メモリのスペック確認手順
メモリの確認手順はCPUと同じです。
『プロセッサ』の下にある『実装RAM』の右の数字で確認できます。
この数字が16GB以上あれば推奨スペックを見たしています。
GPUのスペック確認手順
GPUの確認方法は少し面倒なのですが
下にスクロールしていくと『ディスプレイの詳細設定』が出てきますのでこれをクリック。
『ディスプレイ1のアダプターのプロパティを表示します』をクリック。
すると、GPUの種類と容量が表示されますので、『専用ビデオ メモリ』の項目が4GB以上あるか確認しましょう。
また、Adobe公式サイトの表では『推奨されるグラフィックカード』について記載されていますので、合わせてこちら(Adobe公式サイト)から確認しておきましょう。
『動画編集用PCの推奨スペック3項目と確認方法を解説!』のまとめ
Premiere Proを動かすための推奨スペックは
- CPU:Intel® 第7世代以降、AMD Ryzen™ 3000 シリーズ以降
- RAM(メモリ):16GB以上
- GPU:4GB以上

ここまでお読みいただきありがとうございました!
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ここまでお読みいただきありがとうございました!