Stable Diffusionでおすすめの拡張機能(Extensions)を紹介!
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こういったお悩みにお答えします。
Stable Diffusionでは拡張機能(Extensions)を追加することによって操作を便利にしたり、イラストの品質を上げることができます。
しかし、公開されている拡張機能は数が膨大なうえにほとんどは英語で説明されているのが現状。どれが役に立つのかよくわからないですよね。
この記事では
- Stable Diffusionでおすすめの拡張機能(Extensions)を紹介!
- Stable Diffusionに拡張機能(Extensions)をインストールする方法
- Stable Diffusionから拡張機能(Extensions)をアンインストールする方法
- Stable Diffusionの拡張機能(Extensions)に関する注意点3つ
- もっとスムーズにイラストを生成したいなら…
- 生成した大量のイラストを簡単に管理する方法
これらについて解説していくので、最後まで読むと優先して入手すべき拡張機能がわかります。
初心者の方・Stable Diffusionに関してわからないことがある方は以下の記事も読んでみてください。Stable Diffusionのダウンロード方法や使い方について詳しく解説しています。
>>【完全初心者用ガイド】Stable Diffusionの使い方を徹底解説!
Stable Diffusionでおすすめの拡張機能(Extensions)を紹介!
- 今後もどんどん追加していきます。
Stable Diffusionにはたくさんの拡張機能(Extensions)が公開されています。
拡張機能を入れると今までできなかったことができるようになったり、より高度な作業が可能になったりとメリットがたくさん。一度使うと手放せない拡張機能も多数あります。
とはいえ、世の中にあるすべての拡張機能を試すのはとても不可能。あなたに必要なものを見極めて導入していきましょう。
この記事で紹介している拡張機能は以下のとおりです。
☆☆☆☆☆:思考停止で導入
- ControlNet
- model toolkit
- tagcomplete
- Tiled diffusion
- a1111-sd-webui-lycoris
順番に解説していきます。
ControlNet
ControlNetは棒人間・線画などいろいろな方法でイラストの内容を指示することができる機能。
プロンプトだけで指示を出している状態とは桁違いにガチャの成功確率が上がります。☆5の中でもダントツで必須の拡張機能なのですが、機能が多すぎて使いこなすのはかなり大変…。
ゆっくり覚えていってください。
ControlNetの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>【Stable Diffusion】拡張機能ControlNetの使い方を解説!
model toolkit
Model Toolkitを使うとモデルを軽量化することができます。元の容量によっては1/2~1/3になるものも。
モデルが軽くなると
- ファイルサイズが抑えられる
- 読み込み時間が短くなる
このようなメリットがあります。もともと容量が大きく、ストレージを圧迫する原因となっているモデル。少しでも軽量化して作業をスムーズにしましょう。
Model Toolkitの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>【Model Toolkit】Stable Diffusionのモデルを軽量化する方法
tagcomplete
tagcompleteを使うと、呪文(プロンプト)の入力時にタグの候補を表示してくれます。
スペルミスを防げるだけでなく、知らないプロンプトを学べるため初心者の方ほどおすすめの機能。プロンプトの入力で迷う時間を減らすことができますよ。
tagcompleteの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>【Stable Diffusion】a1111-sd-webui-tagcompleteの使い方【タグ表示】
Tiled diffusion
Tiled diffusionイラストを高画質化するときに便利な拡張機能です。
Hires.fixなどで普通に高画質化しようとすると
VRAM不足でエラーになってしまった経験をお持ちの方も多いでしょう。
Tiled diffusionはイラストをタイルのように分割し、それぞれを拡大することによって必要なVRAM量を削減することが可能に。
『VRAMの容量に自信はないけど、快適にイラストを高画質化したい』という方におすすめです。
Tiled diffusionの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
【Stable Diffusion】Tiled diffusionの使い方とインストール方法を解説!
a1111-sd-webui-lycoris
Stable Diffusion web UIでLyCORISを使えるようにするための拡張機能です。LyCORISはLoRAの上位互換のような存在。
モデルを微調整することができるためあなたが好きなキャラクター・シチュエーションを描きやすくすることができます。
この拡張機能がないとLyCORISが使えないのでとても不便。早めに導入しておきましょう。
>>【Stable Diffusion】LyCORISとは?使い方と導入方法を解説
☆☆☆☆:役に立つ
- ADetailer
- Aspect Ratio selector
- Civitai Helper
- Config Presets
- Cutoff
- Dynamic Prompts
- Eagle-pnginfo
- Image Browser
順番に解説していきます。
ADetailer
ADetailerは崩れた顔を修復してくれたり、簡単に表情差分を作れたりととても便利な拡張機能。
人物が小さくなると、すぐに人物の顔が崩れてしまいますよね。そのせいで多くのイラストをボツにしてきたという方もいるでしょう。
ADetailerを使えば顔部分に補正をかけ、崩れるのを防止してくれるのです。
また、こんな表情差分を簡単に作れるのもうれしいところ。顔・表情に関する悩みを減らしたい方は使ってみてください。
ADetailerの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
【Stable Diffusion】もう顔が崩れない!表情差分も作れるADetailerの使い方!
Aspect Ratio selector
Aspect Ratio selectorは、生成するイラストのサイズをワンクリックで変更できる拡張機能です。
導入するとこんなボタンが現れるので、あなたが作りたいアスペクト比・サイズをクリックすればOK。頻繁にサイズを変更する方におすすめです。Config Presetsと合わせて、設定にかかる時間を短縮していきましょう。
Aspect Ratio selectorの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>【Stable Diffusion】アスペクト比を一発で変更!Aspect Ratio selectorの使い方を解説!
Civitai Helper
Civitai Helperを導入すると
TIやLoRAのサムネイルを表示できたり
モデルが最新版かどうかを一括で確認することができます。
もし最新でなければクリック一つでアップデートもできるのでとても便利。多くのTI・LoRA・モデルを使っている方はCivitai Helperを使って簡単に管理しましょう。
Civitai Helperの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>Stable DiffusiondeでCivitai Helper2を使う方法【新名称:ModelInfo Helper】
Config Presets
Config PresetsはStable Diffusionの設定を保存してくれる拡張機能。
Sampling methodやSampling stepsなどたくさんの設定をプリセットとして保存し、クリック一つで呼び出すことができます。毎回手動で同じような設定に調整する必要がなくなるのでとても便利。余計な手間を省きたい方におすすめの拡張機能です。
Config Presetsの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>Stable Diffusionの設定を保存できるConfig Presetsの使い方を解説!
Cutoff
Cutoffは生成したイラスト内の色移りを防いでくれる拡張機能です。
プロンプトで『赤い髪・青い目・黄色のシャツ・黒のスカート…』などとたくさんの色を指定すると、色が混ざってしまい思いどおりの結果にならないことがあります。
そんなとき役に立ってくれるのがCutoff。それぞれのトークン(赤・青など)の効果範囲を限定できるため、他の部分に色が移ることを防いでくれるのです。
百発百中ではありませんが、複雑な配色のイラストを生成したい方におすすめの拡張機能です。
Cutoffの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>【Stable Diffusion】色移りを防ぐ拡張機能『Cutoff』の使い方を解説!
Dynamic Prompts
Dynamic Promptsはランダムなイラストを生成してくれる拡張機能。
『どんな髪の色がいいかな~』と迷ったときに
髪の色をランダムにして試してみるなど、あなたが気に入ったイラストを見つけるのに役立ってくれるでしょう。
Dynamic Promptsの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>【Stable Diffusion】ランダム生成ができる拡張機能Dynamic Promptsの使い方を解説!
Eagle-pnginfo
Eagle-pnginfoは画像管理ツール『Eagle』に自動でイラストの情報を送ってくれる拡張機能。
生成したイラストのプロンプトやモデルなどのメタデータが自動で保存できるため、検索とメモの両方に役立ちます。
Eagleを使ってイラストを管理している方には必須の機能です。ただしEagle自体は有料のツールなので、30日間の無料体験で使い勝手を試してから購入を決めるのがおすすめ。
Eagleについては以下の記事で詳しく解説しています。
>>【無料体験】Stable Diffusionで生成したイラストを管理できる『Eagle』の使い方
Eagle-pnginfoの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>【Stable Diffusion】Eagle用の拡張機能『Eagle-pnginfo』の導入方法と使い方
Image Browser
Image Browserは過去に生成したイラストの履歴を確認・管理できる拡張機能です。
イラストそのものだけでなく、そのときの設定など(メタデータ)も合わせて確認可能。『あのイラストって、どうやって作ったんだっけ…』と忘れてしまったときに役に立ってくれます。
イラストに1~5のランクをつけたり、つけたランクやキーワードでイラストを絞り込むこともできるのでイラストの管理にも活用しましょう。
Image Browserの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>Stable Diffusionで生成した画像の履歴を確認する方法
☆☆☆:必要な人のみでOK
- ABG Remover
- localization-ja_JP
ABG Remover
ABG Removerは生成したイラストからキャラクターだけを切り抜いてくれる拡張機能です。
手軽で使いやすいのですが、髪の毛の周りなど完璧に透過できないのがデメリット。
イラストを生成するときに『背景なしがいいな』と思っている場合はプロンプトで対応する方がおすすめです。
すでに手元にあるイラストから簡単にキャラクター部分を切り抜きたいときに使ってみてください。
ABG Removerの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>【Stable Diffusion】キャラクターを切り抜く拡張機能『ABG Remover』の使い方を解説!
localization-ja_JP
Stable Diffusionのweb UIを日本語化してくれる拡張機能です。
localization-ja_JPを導入すると
英語表記だった操作画面が日本語に。
『英語はぜんぜんわからん』という方におすすめの拡張機能です。
ただ…このブログも含めた多くの解説サイトでは基本的に英語表記の操作画面がベース。日本語表記で慣れてしまっていると、かえってわかりづらいことも多そうです。
localization-ja_JPの導入方法や使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
>>【2STEP】Stable Diffusionのweb UIを日本語化しよう
Stable Diffusionに拡張機能(Extensions)をインストールする方法
Stable Diffusionに拡張機能(Extensions)をインストールするには
Stable Diffusionの操作画面で『Extensions』→『Install from URL』タブを開き、各ExtensionsのダウンロードページのURLを貼り付けます。
具体的なURLはそれぞれの拡張機能に関する記事で紹介しているので参考にしてください。
貼り付けたら『Install』ボタンを押すと自動的に拡張機能がインストールされます。
ただし、拡張機能はインストールしただけでは適用されません。
拡張機能を適用するには、『Install』タブに移動し『Apply and restart UI』を押しましょう。
これが基本的なインストール方法ですが、中にはURLではなく一覧表から選択・インストールする場合もあります。詳しいインストール方法はそれぞれの拡張機能に関する記事で確認してくださいね。
Stable Diffusionから拡張機能(Extensions)をアンインストールする方法
Stable Diffusionから拡張機能(Extensions)を完全に削除する場合は
『stable-diffusion-webui』→『extensions』フォルダに入っている関連ファイルを削除すればOKです。
Stable Diffusionの操作画面からはアンインストールできないので注意しましょう。
Stable Diffusionの拡張機能(Extensions)に関する注意点2つ
Stable Diffusionの拡張機能(Extensions)に関する注意点は以下の2つです。
- アップデートはこまめにチェックしよう
- 重い・エラーの原因となる場合は無効化しよう
順番に解説していきます。
アップデートはこまめにチェックしよう
使用している拡張機能(Extensions)のアップデート状況はなるべくこまめにチェックし、最新を保つようにするのがおすすめです。バージョンが古いせいでエラーの原因になってしまうこともありますからね。
まれに『最新版にしたことでエラーが発生する』というケースもありますが…。
拡張機能(Extensions)のアップデート状況を確認するには
『Extensions』→『Installed』タブの『Check for updates』ボタンをクリックしましょう。
少し待たされたのち
チェック結果が
- latest(最新)
- behind(遅れている)
このどちらかで表示されます。すべての拡張機能がlatestであれば問題ありませんが、もしbehindになっているものがあったらアップデートしておきましょう。
アップデート方法はとても簡単。更新したい拡張機能の『Update』欄にチェックを入れた状態で、左上の『Apply and restart UI』を押すだけです。アップデートしたくない拡張機能がある場合はチェックを外しておいてください。
再起動後にもう一度バージョン情報を確認してみると、すべての拡張機能が最新になっていました。基本的には最新版を保つようにしておきましょう。
重い・エラーの原因となる場合は無効化しよう
拡張機能を入れていることでStable Diffusionの起動・動作が重くなったり、エラーの原因となってしまうこともあります。
動作には問題なくても『一時的にこの拡張機能をオフにしたいな』と思うこともあるかもしれません。
そんなときは
『Extensions』→『Installed』タブに移動し
無効化したい拡張機能のチェックを外した状態で『Apply and restart UI』ボタンを押しましょう。再起動後にはその拡張機能がオフになります。
再び有効化したい場合は、チェックをつけてから『Apply and restart UI』ボタンを押せばOK。すぐに有効化されます。
無効化しただけでは関連ファイルは削除されないので、『この拡張機能、もう使わないな』という場合はアンインストールしてしまうのがおすすめです。
もっとスムーズにイラストを生成したいなら…
もしあなたがもっと快適にAIイラストを生成したいなら、グラボを見直してみるのがおすすめです。
グラボはAIイラストを生成するうえで最も重要なパーツ。いくらCPUやメモリが高性能でもグラボがしょぼかったら致命的です。
本格的に取り組んでいくのなら、グラボにはケチらず投資しましょう。最低でも12GBのVRAMは確保しておきたいところ。VRAMが2GB・4GBくらいしかない古いグラボだと高解像度化や学習に大きな支障が出てしまいます。
コスパを重視する方・予算が5万円以下の方はRTX 3060一択と言っていいでしょう。
もう少し予算が確保できて、さらにハイスペックなグラボに興味がある方は以下の記事もお読みください。きっとあなたに合ったグラボが見つかりますよ。
>>【コスパ重視】Stable Diffusionにおすすめのグラボ3選!
PCごと買い替えを検討している方は以下の記事をお読みください。快適にStable Diffusionを使えるマシン3選を紹介しています。
>>Stable Diffusionにおすすめのパソコン3選と推奨スペックを解説!
生成した大量のイラストを簡単に管理する方法
Stable Diffusionで生成した大量のイラストを効率的に管理するなら『Eagle』というツールがおすすめ。
イラストを生成するとメタデータが自動でEagleに送られ、タグやメモとして保存されます。このタグを使うことで検索や管理がとても楽ちん。
例えば『a dog』というタグで検索すると、そのプロンプトで生成されたイラストだけを表示することができます。『あのイラストどんなプロンプトで生成したっけ?』『LoRAのトリガーワード忘れた』なんて迷わずに済みますよ。
Eagleは本来『約4,000円・買い切り型』の有料ツールですが、30日間の無料体験ができるので、とりあえず試してみてください。
『Stable Diffusionでおすすめの拡張機能(Extensions)を紹介!』のまとめ
- Config Presetsでお気に入りの設定内容を保存・復元できる
- 毎回設定しなおす手間が省けて楽ちん
- 時短しつつサクサクイラストを生成していこう
ここまでお読みいただきありがとうございました!
他にもわからないことがあったら以下の記事をお読みください。初心者向けにStable Diffusionの使い方を一から解説しています。