【Premiere Pro】カウントダウンタイマーの作成方法3STEP!
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こういったお悩みにお答えします。
タイマーは動画でよく使われる素材ですが、作り方がわりとめんどくさいんですよね。
私もよく分からなくて放置していたのですが、ディレクターから『タイマーを入れましょう』と指示を受け、あわてて作ったことがあります。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが
これらについて解説していくので、最後まで読むとあなたがほしいタイマー素材を手に入れることができます。
- 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
- 副業で動画編集を始め、半年後に月10万円を稼ぎフリーランスに
- 動画編集者として200本以上を納品
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他にも月10万円達成までに知っておきたいテクニック・ノウハウはこちらの記事で解説しています。
【2択】まずはどっちのタイマーがいいかを選ぼう
はじめに、あなたがどちらのタイマーを手に入れるかを決めましょう。
それによって取るべき行動がぜんぜん違ってきますからね。
- ①Premiere Proで自作したタイマー
- ②MotionElementsで入手したタイマー
あなたはどちらにしますか?
それぞれの特徴を表にして比べてみると
①Premiere Proで自作 | ②MotionElementsで入手する |
・無料でできる ・時間がかかる ・ぶっちゃけ…ダサい ・他の動画とかぶる |
・かっこいい、おしゃれ ・クライアントからの評価が上がる ・素材の取り込みが簡単で時短できる ・月2,150円かかる |
こんな感じです。
…と言われてもイメージが湧かない方もいると思うので、それぞれのタイマーについて実際に動画で見てみましょう。
①Premiere Proでタイマーを作る
Premiere Proでタイマーを作ると、完成形としてはこんな感じ。
画面の右上のやつです。良く言えばシンプル、悪く言えば安っぽい感じですね。
この記事の下のほうでは、このタイプのタイマーの作り方を解説していきます。
『とにかく無料で作りたい!』『時間と手間がかかっても構わない!』こんな方は参考にしてみてください。
②MotionElementsでタイマー素材を入手する
次に、MotionElementsからダウンロードしたタイマー素材を見てみましょう。
このように、いろいろなタイプのタイマー素材を入手することができます。もちろんテキスト部分は好きなようにアレンジ可能。
自作のタイマーとどちらがかっこいいかは一目瞭然ですよね。
しかも、作業はとても簡単。素材をダウンロードして取り込むだけなので、慣れれば1分くらいで完了します。
時短になるうえに動画のクオリティは爆上がり!
クライアントからあなたへの評価も上がること間違いなしです。
MotionElementsはタイマー以外にも多くの素材が用意されており、その数は300万点以上。
素材を取り込んでいくだけで、こんな動画を作ることができるようになります。
素材をダウンロードし放題の定額制プランでも、料金はたったの月2,150円!もちろん私もずっと愛用しています。
楽して周りと差をつけたい方は、一度MotionElementsを覗いてみるのはいかがでしょうか?
MotionElementsの使い方や評判について、詳しくは以下の記事で解説しているのでぜひ一度読んでみてください。
>>MotionElements(モーションエレメンツ)の使い方と評判!
①Premiere Proでタイマーを作る方法3STEP
それでは、ここからはタイマー素材をPremiere Proで作っていく3STEPを解説していきます。
この順番で作業をしていきましょう。
STEP1:タイムコードを入れる
初めに、タイマーの元となる『タイムコード』を表示させます。
- クリアビデオ上にタイムコードを設置
- 『時間単位』をシーケンスに合わせる
- タイムコードにクロップをかける
順番に解説していきます。
クリアビデオ上にタイムコードを設置
まず、プロジェクトパネル上で右クリック→『新規項目』→『クリアビデオ』をクリックしてください。
このときに、『タイムベース』の数字(画像では29.97)を覚えておいてください。
このシーケンスでは、『1秒あたりのフレーム数は29.97』という設定になっているということです。
1秒あたりのフレーム数が29.97であれば、1秒間に約30枚漫画のページがめくられているということです。
フレーム数が多いほど、いわゆる『ぬるぬる動く』動画になります。
作成したクリアビデオをタイムライン上で動画素材の上に置きます。
エフェクトの『タイムコード』を検索し、クリアビデオにドラッグ・アンド・ドロップしましょう。
エフェクトコントロールパネルにも『タイムコード』が追加されています。
位置やサイズは後で調整するのでとりあえず放置で大丈夫です。
『時間単位』をシーケンスに合わせる
『時間単位』の項目を確認してみてください。
上の画像だと、タイムコードのエフェクトでは時間単位が『60ドロップフレーム』となっています。
つまり、このタイムコードというエフェクトは『1秒あたりのフレーム数は60(正確には59.94)』だと認識しているわけですね。
このシーケンスのタイムベースは『29.97』でしたので、フレーム数が違ってしまっています。
このようにタイムコードとシーケンス設定の時間単位が異なっていると
動画では2秒経っているのにタイマーはまだ1秒しか進んでいない、という時間のずれが発生してしまいます。
タイマーは1秒だと認識するわけですね。
これを防ぐために
『時間単位』をシーケンスに合わせる必要があるのです。
今回のケースだと『30ドロップフレーム(29.97fps)』にすればOKです。
これでシーケンスとタイマーが同じように時間をカウントしてくれます。
タイムコードにクロップをかける
次はタイムコードの『秒数の部分』以外を非表示にしていきます。
先ほどの『タイムコード』と同じ要領で、『クロップ』をクリアビデオにドラッグ・アンド・ドロップしましょう。
クロップで『左』『右』の値を調整して、タイマーの『秒数』の部分だけが表示されるようにします。
具体的には
- 10秒以上のタイマーを作りたい方:2桁(上の画像の『06』の部分)を残す
- 10秒未満のタイマーを作りたい方:1桁(『6』の部分)を残す
だけ残してください。
この記事では1桁だけ残します。
クロップは『左 51.8%』『右 46.0%』で不要な部分が非表示になります。
ついでにタイムコードのなかにある『不透明度』も0にしておきましょう。
これでタイムコードはOKです。
STEP2:タイマーの外枠(円)を入れる
次は、タイムコードの周りに表示させる円を入れていきます。
- 楕円ツールで円を描く
- ワイプ(放射状)を適用する
- ワイプのアニメーションを設定する
- 位置・スケールを調整する
順番に解説します。
楕円ツールで円を描く
画面の上部にある『グラフィック』をクリックし、ペンツールから『楕円ツール』を選びましょう。
そのままだと楕円形になってしまうので、Shiftキーを押しながら円を描きましょう。
円が描けたら画面の中心に移動させます。
円の『塗り』からチェックをはずし、『境界線』にチェックを入れましょう。
この境界線がタイマーの外枠になります。
今回は色は白、太さは10.0としていますが、お好みで大丈夫です。
ワイプ(放射状)を適用する
この円が徐々に消えていくように『ワイプ(放射状)』のエフェクトを適用していきます。
エフェクトで『ワイプ』を検索し、円のグラフィックにドラッグ・アンド・ドロップしましょう。
次に、アニメーションの長さを設定します。
タイムライン上で『グラフィック』を選択した状態で右クリック→『速度・デュレーション』を選択します。
クリアビデオ上でも右クリック→『速度・デュレーション』から同じ秒数を設定しましょう。
タイムライン上でグラフィックとクリアビデオの長さが同じになるはずです。
ワイプのアニメーションを設定する
最後に、エフェクトコントロールパネルでアニメーションを設定していきます。
まずは再生ヘッド(青色の線)がグラフィックの左端にある状態で①時計のアイコンをクリックします。
次に②の値を100%にし、③その右側にある○をクリックしてキーフレームを追加しましょう。
これによって、初めのタイミングでは円が完全に消えます。
そして、先ほどと同じようにキーフレームを追加し、値を0%にします。
これでアニメーションの設定は完了です。
再生してみると、6秒間かけてだんだんと円が表示されていきます。
だんだん円が消えていくアニメーションになります。
位置・スケールを調整する
位置やスケールを調整してこなかったため、タイマーはこのような状態だと思います。
これを好きな場所、好きな大きさに調整しましょう。
1つ注意点ですが、グラフィックを移動させるときは一番上の『ベクトルモーション』ではなく、ワイプよりも下にある『ビデオ』の中の位置やスケールの値で調整しましょう。
『ベクトルモーション』の中の位置やスケールを変えてしまうと、ワイプがうまく適用されなくなってしまいます。
カウントアップタイマーを作りたい方はこれで完成です。
STEP3:逆再生の設定
カウントダウンタイマーを作りたい方はあと一歩です。
グラフィックとクリアビデオの両方を選択した状態で右クリック→ネスト化を選択しましょう。
次は、このネストを選択した状態で右クリック→『速度・デュレーション』を選択しましょう。
『逆再生』にチェックをつければタイマーがカウントダウン方式になります。
こうしてできたものが冒頭の動画です。お疲れさまでした!
もっと簡単におしゃれなタイマーを手に入れる方法
さて、Premiere Proでタイマーを作ってみてどうでしたか?
めんどくさく感じた・途中であきらめた方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、MotionElementsでタイマーのテンプレート素材を入手して、簡単にハイレベルな動画を作るのがおすすめです。
具体的にはこんな感じ。
編集作業もとても簡単。ダウンロードした素材をPremiere Proに取り込むだけです。
テキストや色などもあなた好みにアレンジすることができますよ。
慣れれば1分でおしゃれなタイマーが完成するので、圧倒的に時短できるのもうれしいところ。
動画のクオリティが上がれば、クライアントからの評価もアップすること間違いなしですよ!
MotionElementsの詳しい使い方は以下の記事で解説しています。
時短しつつ、周りの編集者に差をつけてみませんか?
>>MotionElements(モーションエレメンツ)の使い方と評判!
『カウントダウンタイマーの作成方法を3STEPで解説!』のまとめ
- Premiere Proで一から作るか
MotionElementsで素材を手に入れるかを決めよう - Premiere Proで作る場合は3STEPに沿って進めていこう
- もっと簡単におしゃれなタイマーを作りたい方は
MotionElementsへ!
ここまでお読みいただきありがとうございました!