【初心者向け】カウントダウンタイマーの作り方3STEP!【Premiere Pro】
- 初心者でも簡単にタイマーを作る方法を知りたい
- カウントアップ・カウントダウン両方教えて!
- 無料のタイマー素材をダウンロードできるサイトってあるの?
こういったお悩みにお答えします。
ビジネス系・エンタメ系・広告系など、様々なジャンルの動画でタイマーが使われています。
作り方がわからないままでいるといざ必要になったときに慌ててしまいますよね。
私も以前、ディレクターからの『タイマーを入れましょう』と修正指示を受け、慌てて作り方を調べたことがあります。
一度作ったタイマー素材はその後ずっと使い回せますので、覚えておいてよかった技術のひとつです。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが初心者の方向けにカウントダウンタイマーを表示させる3STEPについて解説しますので、最後まで読むことでスムーズにタイマーを作ることができます。

他にも月10万円達成までに知っておきたいテクニック・ノウハウはこちらの記事で解説しています。
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目次
完成後のタイマー素材を配布
この記事に沿って作業をしていくと
このようなタイマーが完成します。
自分で作れるようになることをおすすめしますが、『納期が迫っている!』など時間がない方もいるでしょう。そんな方はこちらから完成後のタイマー素材をダウンロードしてください。
プロジェクトファイル形式になっているので、ダウンロード後はファイルをクリックするだけでOKです。色や大きさを調整するだけで使えますので、かなり時短できるでしょう。とりあえず納品してから、自分でゆっくりタイマーを作ってみるのもいいですね。
利用規約などはありませんので、個人利用でも商用利用でも好きに使ってください。ただし、常識の問題として『自分が作った』とウソをつくのだけは止めてもらえたらと思います。
また『役に立ったよ!』という方は、記事の下にあるシェアボタンからSNSなどで共有していただけると幸いです。泣いて喜びます。
Premiere Proでタイマーを作る3STEP

タイマーは
- STEP1:タイムコードを入れる
- STEP2:タイマーの外枠(円)を入れる
- STEP3:逆再生の設定(カウントダウンタイマーの場合のみ)
の3STEPで作っていきます。
STEP1:タイムコードを入れる
初めに、タイマーの元となる『タイムコード』を表示させます。
- クリアビデオ上にタイムコードを設置
- 『時間単位』をシーケンスに合わせる
- タイムコードにクロップをかける
順番に解説していきます。
クリアビデオ上にタイムコードを設置
まず、プロジェクトパネル上で右クリック→『新規項目』→『クリアビデオ』をクリックしてください。
このときに、『タイムベース』の数字(画像では29.97)を覚えておいてください。
このシーケンスでは、『1秒あたりのフレーム数は29.97』という設定になっているということです。


1秒あたりのフレーム数が29.97であれば、1秒間に約30枚漫画のページがめくられているということです。
フレーム数が多いほど、いわゆる『ぬるぬる動く』動画になります。
作成したクリアビデオをタイムライン上で動画素材の上に置きます。
エフェクトの『タイムコード』を検索し、クリアビデオにドラッグ・アンド・ドロップしましょう。
エフェクトコントロールパネルにも『タイムコード』が追加されています。
位置やサイズは後で調整するのでとりあえず放置で大丈夫です。
『時間単位』をシーケンスに合わせる
『時間単位』の項目を確認してみてください。
上の画像だと、タイムコードのエフェクトでは時間単位が『60ドロップフレーム』となっています。
つまり、このタイムコードというエフェクトは『1秒あたりのフレーム数は60(正確には59.94)』だと認識しているわけですね。
このシーケンスのタイムベースは『29.97』でしたので、フレーム数が違ってしまっています。
このようにタイムコードとシーケンス設定の時間単位が異なっていると
動画では2秒経っているのにタイマーはまだ1秒しか進んでいない、という時間のずれが発生してしまいます。

タイマーは1秒だと認識するわけですね。

これを防ぐために
『時間単位』をシーケンスに合わせる必要があるのです。
今回のケースだと『30ドロップフレーム(29.97fps)』にすればOKです。
これでシーケンスとタイマーが同じように時間をカウントしてくれます。
タイムコードにクロップをかける
次はタイムコードの『秒数の部分』以外を非表示にしていきます。
先ほどの『タイムコード』と同じ要領で、『クロップ』をクリアビデオにドラッグ・アンド・ドロップしましょう。
クロップで『左』『右』の値を調整して、タイマーの『秒数』の部分だけが表示されるようにします。
具体的には
- 10秒以上のタイマーを作りたい方:2桁(上の画像の『06』の部分)を残す
- 10秒未満のタイマーを作りたい方:1桁(『6』の部分)を残す
だけ残してください。
この記事では1桁だけ残します。
クロップは『左 51.8%』『右 46.0%』で不要な部分が非表示になります。
ついでにタイムコードのなかにある『不透明度』も0にしておきましょう。
これでタイムコードはOKです。
STEP2:タイマーの外枠(円)を入れる
次は、タイムコードの周りに表示させる円を入れていきます。
- 楕円ツールで円を描く
- ワイプ(放射状)を適用する
- ワイプのアニメーションを設定する
- 位置・スケールを調整する
順番に解説します。
楕円ツールで円を描く
画面の上部にある『グラフィック』をクリックし、ペンツールから『楕円ツール』を選びましょう。
そのままだと楕円形になってしまうので、Shiftキーを押しながら円を描きましょう。
円が描けたら画面の中心に移動させます。
円の『塗り』からチェックをはずし、『境界線』にチェックを入れましょう。
この境界線がタイマーの外枠になります。
今回は色は白、太さは10.0としていますが、お好みで大丈夫です。
ワイプ(放射状)を適用する
この円が徐々に消えていくように『ワイプ(放射状)』のエフェクトを適用していきます。
エフェクトで『ワイプ』を検索し、円のグラフィックにドラッグ・アンド・ドロップしましょう。
次に、アニメーションの長さを設定します。
タイムライン上で『グラフィック』を選択した状態で右クリック→『速度・デュレーション』を選択します。

クリアビデオ上でも右クリック→『速度・デュレーション』から同じ秒数を設定しましょう。
タイムライン上でグラフィックとクリアビデオの長さが同じになるはずです。
ワイプのアニメーションを設定する
最後に、エフェクトコントロールパネルでアニメーションを設定していきます。
まずは再生ヘッド(青色の線)がグラフィックの左端にある状態で①時計のアイコンをクリックします。
次に②の値を100%にし、③その右側にある○をクリックしてキーフレームを追加しましょう。
これによって、初めのタイミングでは円が完全に消えます。
そして、先ほどと同じようにキーフレームを追加し、値を0%にします。
これでアニメーションの設定は完了です。
再生してみると、6秒間かけてだんだんと円が表示されていきます。

だんだん円が消えていくアニメーションになります。
位置・スケールを調整する
位置やスケールを調整してこなかったため、タイマーはこのような状態だと思います。
これを好きな場所、好きな大きさに調整しましょう。
1つ注意点ですが、グラフィックを移動させるときは一番上の『ベクトルモーション』ではなく、ワイプよりも下にある『ビデオ』の中の位置やスケールの値で調整しましょう。
『ベクトルモーション』の中の位置やスケールを変えてしまうと、ワイプがうまく適用されなくなってしまいます。
カウントアップタイマーを作りたい方はこれで完成です。
STEP3:逆再生の設定
カウントダウンタイマーを作りたい方はあと一歩です。
グラフィックとクリアビデオの両方を選択した状態で右クリック→ネスト化を選択しましょう。
次は、このネストを選択した状態で右クリック→『速度・デュレーション』を選択しましょう。
『逆再生』にチェックをつければタイマーがカウントダウン方式になります。
こうしてできたものが冒頭の動画です。
タイマーのフリー動画素材を提供しているサイト3選【商用利用可能】
もっとおしゃれなタイマーを入れたいという方は、フリーで提供されている動画素材を使うのもよいでしょう。
ここでは、タイマー動画素材をダウンロードするのにおすすめのサイトを3つご紹介します。
- Pixabay
- YouTuberのための素材屋さん
- Lab01(らぼわん)
順番に紹介します。
1.Pixabay
出典元:Pixabay
超大手フリー素材サイトです。
アナログ・デジタル問わず多くのタイマー動画が提供されています。
かっこいいもの・おしゃれなものが多いですね。
動画のイメージに合ったものを選んでダウンロードしましょう。
2.YouTuberのための素材屋さん
タイマー素材の数はそれほど多くはないですが、他にもエフェクトなど多くの使いやすい素材が提供されています。
頻繁にお世話になるサイトなのでブックマークしておきましょう。
3.Lab01(らぼわん)
出典元:Lab01
こちらのサイトは結婚式用の素材を中心に提供してくれています。
おしゃれなだけでなく、かわいい・あたたかいイメージのものが多いですね。
ただし、商用利用の場合はクレジット・リンクの表記が必要となりますのでご注意ください。
『Premiere Proでタイマーを表示させる3STEP』のまとめ
タイマーの作り方は
- STEP1:タイムコードを入れる
- STEP2:タイマーの外枠(円)を入れる
- STEP3:逆再生の設定(カウントダウンタイマーの場合のみ)
フリー素材サイトからタイマー動画をダウンロードする場合は、各サイトの利用規約をよくお読みください!

まずは1つ作ってみましょう。
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現役ディレクターがおすすめする動画編集スクールTOP10はこちらの記事で詳しく紹介しています。
>>現役ディレクターおすすめの動画編集スクールランキングTOP10!
ここまでお読みいただきありがとうございました!