【修正ゼロ】テロップ入れのコツ・ルール7選【動画編集】
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- テロップ入れにルールとかあるの?
- ディレクターからテロップの修正指示がたくさん来る・・・
- 視聴者維持率を上げるテロップの入れ方を教えて!
こういったお悩みにお答えします。
YouTube動画でのテロップ入れのルールを知らずにを編集してしまうと一瞬でレベルの低い編集者だと判断されてしまいます。
ポートフォリオ動画のテロップレベルが低いと採用されないでしょうし、受注した動画のテロップレベルが低ければ多くの修正指示が出されることに…。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが
これらについて解説しますので、最後まで読むことで視聴者維持率を上げるテロップの入れ方が分かります。
テロップのレベルが高い動画編集者はめちゃくちゃ貴重ですよ!
- 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
- 動画編集を始め、半年後には月10万円を達成
- 動画編集者として200本以上を納品
テロップ以外にも、月10万円達成までに知っておきたいテクニック・ノウハウはこちらの記事で解説しています。
Premiere Proでのテロップ入れのルール7選
YouTube動画でテロップを入れるときのコツを7つに絞って解説します。
- 1.動画に合うフォントを選ぼう
- 2.読みやすい色を使おう
- 3.文字の『開閉』を判断しよう
- 4.ストロークに気を配ろう
- 5.セーフマージンを意識しよう
- 6.書き言葉に変換しよう
- 7.表示・非表示のタイミングを考えよう
順番に解説します。
1.動画に合うフォントを選ぼう
テロップは動画の雰囲気を作る大事な要素。それぞれの動画・シーンに合ったフォントを選びましょう。
基本的には、字体が太いフォントの方が見やすいためよく使われます。
動画のテロップは数秒程度で消えてしまうため、自体が太く、パッと読みやすい方が視聴者に優しいですよね。
有名なYouTuberの方の多くは、このように太くて見やすいフォントを使っているのが分かります。
特に指定がない場合は、太いフォントの中から動画に合ったものを選びましょう。
おすすめのフォント10選については以下の記事で詳しく解説しています。すべて無料で商用利用可能なものばかりなので、ぜひ一度読んでみてください。
また、一つの動画に登場するフォントの種類は必ずしも一つである必要はありません。
こんなふうに、シーンに合わせて使えるフォントをいくつか持っておくと編集の幅が広がります。
あらかじめ、いろいろなフォントをダウンロードしておきたいですね。
2.読みやすい色を使おう
視聴者が読みやすい配色のテロップを作りましょう。
読みづらいと視聴者のストレスになってしまい、離脱の原因に。目を凝らさないと見えないようなテロップを最後まで読み続けてくれる人なんてほとんどいませんからね。
基本的には、背景の色と似ているテロップほど読みづらくなります。
テロップ自体の色を変えてもいいですし、下2つのテロップのようにストローク(境界線)やテロップベースを使うことでも読みやすくできます。
テロップの色は白+1色がおすすめ
通常のテロップは派手過ぎないものを使うのがおすすめです。
上の画像のテロップは読みやすいとは思いますが、なんか気持ち悪くないですか?
動画の種類にもよりますが、基本的にはこのように『白色+1色』にすると読みやすいテロップになります。
3.文字の『開閉』を判断しよう
テロップに文字起こしをする上で、文字を開くか閉じるかによって大きく印象が変わります。
※開く:ひらがな表記、閉じる:漢字表記
例えば、『こんな風に』は閉じた状態で『こんなふうに』は開いた状態ですね。
この判断を間違うと、読みづらいテロップになってしまいます。
私が昔やってしまったミスとして、『所謂~』と変換してテロップに表示してしまったことがあります。『いわゆる』と読むのですが、パッと見では分かりづらいですよね。
でも、個別に判断するのはなかなか難しいものです。みんないったいどうやって決めているのでしょうか?
まあほとんどの編集者は適当に決めているのが現状なんですが、私はこのハンドブックを参考にしています。
これは日本語のプロである新聞記者の方々が参考にしている1冊。
新聞だけでなく多くのメディアがこのハンドブックを参考にしているため、この本に従うだけでみんなが見慣れた使い分けになります。
私は常にこのハンドブックをモニターの横に置いておき、『ここはひらがな?漢字?』と迷ったタイミングでパラパラとめくっています。
いちいち自分で考えなくていいので楽ですし、時短にもなります。さらに、編集者としての評価まで上げてくれるすぐれもの。
クライアント・ディレクターとしても
『ひらがな?漢字?…あぁ、適当に決めてますよ』という編集者と
『記者ハンドブックに沿って判断しています』という編集者。
しっかりとした基準を持っている編集者のほうがありがたいですよね。
まだ持っていない方は手元に1冊置いておきましょう。
表記ゆれにも注意
- 『こんな風に』と『こんなふうに』
- 『分かる』と『わかる』
- 『方が』と『ほうが』
このように、異なる表記が1本の動画で混在していること(表記が統一されていないこと)を『表記ゆれ』と呼びます。
なかなか気づきにくい部分ではあるのですが、言ってしまえばただのミスなので、編集者としては避けたいですね。
『気にしながらテロップ打つのめんどくさいなぁ…』と思ったかもしれませんが、表記ゆれは簡単に予防できるので心配不要。
そのために役に立つのが、上で紹介した記者ハンドブックです。
この本を基準にテロップを作っていけば、勝手に漢字の開閉が統一されるためおすすめです。
4.ストローク(境界線)に気を配ろう
特にクライアントからの指示がなければ、基本はラウンド結合がおすすめです。
上のテロップが『ラウンド結合』で、下のテロップが『マイター結合』です。
ラウンド結合では白色のストローク(境界線)部分が丸くなっていますよね。
ラウンド結合の方が柔らかい印象を与えられるため、多くのクライアントに好まれます。
また、この画像のようにストロークが太めに設定されていると、マイター結合ではガビガビになってしまうんですよね。
このようにあまり好まれないマイター結合なのですが、Premiere Proはマイター結合が初期設定になっているため、そのままにしている編集者の方が多いです。
自己紹介ポートフォリオでも、『テロップがマイター結合=結合の種類を知らない初心者』と判断されますので、もし該当する方は今すぐラウンド結合に変えることをおすすめします。
異色のストロークはかぶらないように
ストロークの色が隣の文字と異なるときは、重ならないように文字の間を開けましょう。
上段のテロップでは『え』の右側の青いストロークと『お』の左側の赤いストロークが重なってしまっています。
中段のテロップのように、ストロークが重ならいよう文字間を調整しましょう。
下段のテロップのように離しすぎもNGです。
文字間の調整は、該当する部分(今回の例では『え』と『お』)を選択した状態で、トラッキングを使うのが一番楽です。
これも『知らない=初心者』と判断されるポイントですので気をつけましょう。
5.セーフマージンを意識しよう
テロップの高さはセーフマージンに合わせましょう。
セーフマージンってなに?
プログラムモニターに表示されている、2つの四角形がセーフマージンを表しています。
2つの四角形のうち、内側の枠はタイトルセーフ、外側の枠はアクションセーフと呼ばれています。
もともとはテレビの映像を作るときに、『画面の端っこはちょっと映像がゆがむから、大事な内容はなるべく内側に置こう』という考え方で定着したルールです。
『じゃあYouTube動画では関係ないじゃん』という話なのですが、そうでもありません。
YouTube動画の編集をするときは『アクションセーフ(外側の枠)』にテロップの下段を合わせるのがおすすめです。
理由は簡単。それよりも下に置いてしまうと読みづらいからです。
セーフマージンを無視して、画面の一番下に置いたテロップは
シークバーと重なっていますよね。
一方、アクションセーフの高さに合わせたテロップは
このシークバーは動画を一時停止したり、音量・設定を調整している間は常に表示されるもの。
その間も視聴者の方がテロップを読みやすいように、テロップの高さはアクションセーフに合わせるのがおすすめです。
セーフマージンの表示方法
セーフマージンが表示されていない場合、モニター画面の下にある『四角形が二重になっているアイコン』をクリックすると表示されます。
『そんなアイコンないよ』という場合は
プログラムモニターの右下にある『+』をクリックしてボタンエディターを表示させ、セーフマージンのアイコンをドラッグ・アンド・ドロップで下に持ってきましょう。
その後、そのアイコンをクリックすれば、画面にセーフマージンが表示されます。
6.書き言葉に変換しよう
出演者の方が話している言葉は、テロップにするときに書き言葉に変換しましょう。
話し言葉のままだと幼稚な印象を与えてしまうことがあります。
例えば、『動画っていうのは、若者だけが見てるわけじゃない』
というセリフを書き言葉に変換すると
- 『動画っていうのは~』
→『動画というのは~』に変換 - 『見てる』
→『見ている』に変換 - 『~じゃない』
→『ではない』に変換
『動画というのは、若者だけが見ているわけではない』となります。
しっかりとした書き言葉になりましたね。
特にビジネス系のYouTube動画では気をつけたいポイントです。
7.表示・非表示のタイミングを考えよう
視聴者がストレスなくテロップを読めるように表示・非表示のタイミングを調整しましょう。
- 話し始めているのにテロップが表示されない
- 読み終わる前にテロップが非表示になる
これらは視聴者にストレスを与えるため、離脱の原因になってしまいます。
これを防ぐため、出演者が話し始めるタイミングに合わせてテロップを表示されましょう。
Premiere Proでの作業中は気にならなくても、書き出して確認してみるとタイミングがずれていたなんてこともよくあります。
また、テロップを非表示にするのが早すぎるケースも多いです。
テロップを早く消しすぎないようにしましょう✍️
人間が1秒間に認識できる文字数は3~4文字。
視聴者が読み切る前にテロップが消えてしまうと、内容が分かりにくくなり離脱の原因になります😭表示時間に迷った場合は『3~4文字/秒』を意識するのがおすすめ😌#動画編集 #動画編集者と繋がりたい
— シゲル@動画編集ディレクター&ブロガー&仮想通貨 (@proglancer) December 13, 2021
一般的に、人が読める文字数は1秒間に3~4文字程度。
文字数がこれ以上になる場合は、話し終えた後もテロップを表示し続けるなど、視聴者がテロップを最後まで読みきれるよう配慮しましょう。
特に、出演者が早口だと文字数が多くなりがちなので注意です。
十分な表示時間が取れそうにない場合は、余計な部分を削って文字数も減らしてあげられるといいですね。
いいテロップ=視聴者がストレスなく読めるもの
ここまで視聴維持率を上げるテロップ入れのコツ7選をお伝えしてきましたが、すべてに共通している考え方は視聴者がストレスなく読めることです。
見ていてストレスを感じる動画は、意識的にも無意識的にも『見たくないなぁ』と思わせてしまいます。
そのため、動画から離脱されたり、今後再生されにくくなってしまうのです。
動画編集をしていると、ここに挙げた7選以外にもたくさん悩むポイントがあると思います。
そういったときも『視聴者にとってどちらがいいか』を基準に判断していきましょう。
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『テロップ入れのコツ・ルール7選』のまとめ
- テロップが読みづらいと離脱率が上がってしまう
- テロップのレベルが高い編集者は貴重!
- 視聴者が読みやすいテロップを入れよう
ここまでお読みいただきありがとうございました!