書き出しの乱れ・ちらつき・ノイズをサクッと解決する5つの方法!【Premiere Pro】
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- 動画を書き出したら画面にノイズが混ざっている
- 作業中のプロジェクトモニターでは正常なのに…
- 時間がないので解決法をさっさと教えて!
こういったお悩みにお答えします。
書き出した動画を確認すると、ちらつきやノイズなどが入り映像が乱れてしまっていることがあります。
どこが原因かもわからないし、毎回書き出さないと直ったかどうかも分からないし…修正に多大な時間がかって大変。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが初心者の方向けに
これらについて解説していくので、最後まで読むことで映像ノイズに対して慌てずに対処することができます。
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書き出しの乱れ・ちらつき・ノイズをサクッと解決する5つの方法
映像にノイズが乗ってしまうなど、書き出した動画が乱れるときの対処法は
- PCのスペックを確認
- レンダラー設定をソフトウェア処理に変更
- レンダリングの最適化を『メモリ』に変更
- メディアキャッシュの削除
- Premiere Proのダウングレード
の5つ。順番に解説していきます。
PCのスペックを確認
書き出した動画が頻繁に乱れる場合は、真っ先にPCのスペック不足が疑われます。
PCのスペックが足りていないと、他の対処法をしても解決できない場合がほとんど。時間のムダになってしまいます。
一度お使いのPCスペックを確認してみてくださいね。
スペックの確認方法やPremiere Proを快適に動かすために必要な推奨スペックについては以下の記事をお読みください。
>>Premiere Proを快適に動かせる推奨スペックと確認方法を解説!
推奨スペックを満たしている場合は、同時に起動している他のアプリを閉じてから再度書き出してみましょう。他のアプリによってリソースが圧迫されているケースがありますからね。
レンダラー設定を『ソフトウェア処理』に変更
レンダラー設定を確認するには、左上の『ファイル』タブ→『プロジェクト設定』→『一般』をクリックしましょう。
Premiere Proの初期設定では、一般タブのレンダラーは『GPU高速処理(CUDA)』となっています。
ざっくり解説すると『書き出し時にはGPUで処理するよ』ということ。あまり気にしたことがなく初期設定のままの方も多いのではないでしょうか。
この部分を『ソフトウェア処理』に変更してみましょう。これにより処理の中心がGPU → CPUに変わり、書き出し時のノイズが防げることがあります。
今回の問題に対処し終えたらレンダラー設定をGPU高速処理に戻しておいてください。基本的にはGPU処理の方が速くて確実。ソフトウェア処理では書き出せないエフェクトもありますからね。
レンダリングの最適化を『メモリ』に変更
左上の『編集』タブ→『環境設定』→『メモリ』を選ぶと、小さいウインドウが開くので
こうするとレンダリングに使われるメモリの容量が最大化され、メモリ不足が解消される可能性があります。
メディアキャッシュの削除
Premiere Proを開き、プロジェクトを立ち上げる前に『編集』タブ→『環境設定』→『メディアキャッシュ』をクリックします。
『メディアキャッシュファイルを削除』の右側の削除ボタンをクリックしましょう。
すると小さなウインドウが開くので『システムからすべてのメディアキャッシュファイルを削除』にチェックをつけ、『OK』をクリック。
これでPremiere Proに残っているキャッシュがクリアされ、キャッシュによるエラーが正常化されます。Premiere Proをリフレッシュさせるようなイメージですね。
Premiere Proのダウングレード
ここまで4つの対処法を試してみても解決しない場合、Premiere Proをひとつ前のバージョンにダウングレードしてみましょう。
特にアップデート直後にエラーが起こった場合は、ダウングレードで解決することも多いです。
出典元:Adobe公式サイト
Adobe公式でも最後の手段としてダウングレードを推奨していますね。
ダウングレードするにはCreative Cloudの画面から『他のバージョン』を選べばOK。
ダウンロードする時間・元のバージョンに再アプデする時間がかかってしまうのがネックなので、他の対処法の後に試してみてください。
5つの対処法を試してもダメならカットも検討
5つの対処法を試してもノイズが消えない場合は、該当のフレームをカットしてしまうのも手です。そのフレームにエラーの原因があるケースも。
対症療法のような対策ですが、どうしても解決できないとき・時間がないときは仕方なしです。1フレームだけなら問題ない場合も多いですしね。
私も以前、どうしても画面ノイズが消えないときに1フレームだけカットしたことがあります。
最後の手段として使ってみてください。違和感が残るようなら納品時にディレクター・クライアントにも報告してくださいね。
メモリが容量不足ならすぐに増設を
今使っているメモリの容量にあまり余裕がない場合は、なるべく早めに増設しておくのがおすすめです。
推奨スペック(16GB)を満たしていても、扱う動画の画質やエフェクトによっては不十分になるケースも。私も以前は16GBしか積んでいなかったのですが、容量不足を感じ32GBに増設しました。
現在は問題がなくても、今後はもっと重い動画・エフェクトを扱う可能性もあります。いざ重い動画を編集することになってから慌てたくはないですよね。
メモリは他のパーツと比べると増設が簡単で価格も安いため、初心者でも手を出しやすいのがうれしいところ。1万円ちょっとで作業が快適になったりスペック不足によるエラーが防げたりするなら安い買い物だと思いませんか?
快適に動画編集作業をするため、メモリにはあまりケチらずに投資しておくのがおすすめです。サクサク作業を進めて、余った時間でのんびり休憩しつつ動画編集ライフを送りましょう。
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『書き出しの乱れ・ちらつき・ノイズをサクッと解決する5つの方法!』のまとめ
- PCのスペックを確認
- レンダラー設定をソフトウェア処理に変更
- レンダリングの最適化を『メモリ』に変更
- メディアキャッシュの削除
- Premiere Proのダウングレード
原因をつぶしていきましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!