【Premiere Pro】クロップの使い方3選!画像・動画をトリミングしよう!

STEP5:月10万円までのテクニック集 動画編集

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  • クロップってどんなことができるの?
  • 動画の上下を黒くして映画風にしたい
  • ワイプの作り方を教えて!

こういったお悩みにお答えします。

クロップはとても便利なエフェクトで、ワイプやトリミングなどの際に頻繁に使われます。

反対に、クロップを使えないと編集の幅がかなり狭まってしまいますね。

この記事では、現役の動画編集ディレクターが、初心者の方向けにPremiere Proでのクロップの使い方3選について解説しますので、最後まで読むことであなたもクロップを使いこなすことができます。

【結論】クロップを使ってワイプを作ってみましょう

筆者
筆者
いろいろな場面で応用できるエフェクトです。
この記事を書いた人
シゲル 白背景アイコン
シ ゲ ル
  • 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
  • 副業で動画編集を始め、半年後に月10万円を稼ぎフリーランスに
  • 動画編集者として200本以上を納品
  • 現役の動画編集ディレクターとして活動中

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クロップとは:画像を切り抜くこと

クロップという言葉は

  1. 切り取ること。刈り取ること。
  2. デジタルカメラやフォトレタッチソフトなどで、画像の一部分を切り出すこと。トリミング。

出典元:コトバンク

このように定義されており、私たち動画編集者は主に2番の意味で使っています。

『トリミング』という言葉もクロップと同義と考えて問題ありません。

クロップやトリミングは、画像や動画の一部分を切り抜きたいときに適用します。

筆者
筆者
画像だけでなく動画も切り抜けます。

Premiere Proでのクロップの便利な使い方3選

ネットに『3』というカードがぶら下がっている

  1. エフェクトとしての適用
  2. 映画風の動画を作る
  3. トリミングして複数の動画を合成(拡大・ワイプ)

この3つについて順番に解説していきます。

1. エフェクトとしての適用

下の動画のように、単純にエフェクトとして使うことができます。

矢印が左下から右上に伸びていく動きを表現するためにクロップを使っています。

具体的にやり方を解説していきますね。

スタートからゴールまでの矢印
このフリー画像に『マスク』を使って

矢印部分を切り取った後の画像
この背景画像と

矢印部分のみの画像
矢印の素材に分割しました。この矢印の素材にクロップを適用していきます。

クロップをドラッグ・アンド・ドロップ
エフェクトで『クロップ』と検索し、この矢印の素材にドラッグ・アンド・ドロップします。

クロップのアニメーションの設定(開始)
すると、エフェクトコントロールにも『クロップ』が追加されますので、ここでアニメーションの設定していきます。

クロップは『どの方向から何%切り取るか』を決めるエフェクトです。

今回は、矢印が右上に伸びるようにクロップをかけたいので、①まずは『上』と『右』の時計マークをクリックしてアニメーションをオンにします。

2次に数字を100%にしましょう。これで右上の方向から100%矢印がトリミングされ、表示されなくなります。

クロップのアニメーションの設定(終了)
①再生ヘッド(画像の青い線)を少し右にずらし、②キーフレームを追加したら③数字を0%にしましょう。

これで、『だんだんクロップで切り取られる範囲が小さくなっていく』というアニメーションが設定できました。

再生すると、このようになります。

アニメーションの速さを変えたい場合はキーフレームの位置をずらして調整しましょう。

2. 映画風の動画を作る

上下がトリミングされた映画風の風景
このように、映像の上下をクロップで切り取ることで、映画のように表現することができます。

映画風の動画を作るには

クロップの値の設定
『上』と『下』の値を12%にすると、ちょうどいい感じになります。

デフォルトだと背景の色は黒ですが、カラーマットを使うと好きな色に変更することができます。

新規項目からカラーマットを選択
カラーマットを追加するには、プロジェクトパネル上で右クリック→『新規項目』→『カラーマット』を選択しましょう。

カラーマットのサイズ
カラーマットのサイズを聞かれますので、シーケンスと同じ大きさを指定しましょう。

ほとんどの場合はデフォルトのままで大丈夫です。

カラーピック
次にカラーピックのウインドウが出てきますので、背景にしたい色を選びましょう。

ここでは薄い青色を選択します。

カラーマットの名前
最後にカラーマットの名前を決めます。

カラーマットを複数作る場合もありますので、なるべく分かりやすい名前にしておきましょう。

タイムラインにドラッグ・アンド・ドロップ
作成したカラーマットを、動画の1つ下のラインにドラッグ・アンド・ドロップします。

カラーマットを敷いた後
すると、このように背景がカラーマットの色になります。

3.トリミングして複数の動画を合成(拡大・ワイプ)

動画の中に強調したい部分・見づらい部分がある場合は、クロップを使ってその部分を切り抜き、拡大して視認性を上げるといいでしょう。

雪の風景に女性のワイプ
人物部分を切り抜いて他の動画に合成すればワイプになります。

それでは、実際の操作方法を解説していきます。

クロップの適用画面
先ほどと同じように、エフェクトで『クロップ』を選択し、ワイプにしたい動画素材にドラッグ・アンド・ドロップします。

エフェ口コントロールの設定
画面を見ながら左側のエフェクトコントロールの『左、上、右、下』の値をそれぞれ調整しましょう。

ワイプ設定完了画面
背景にしたい動画をタイムラインに入れて、プログラムモニターを見ながらワイプを好きな位置に移動すればできあがりです。

ワイプを◯に変更
なお、このように丸型のワイプにしたい場合はマスクを使います。

マスクの設定方法
エフェクトコントロールの『クロップ』の下にある楕円のマークをクリックすると『マスク1』が表示されます。

『反転』にチェックを入れたあと、『左、上、右、下』のいずれかの値を100%にすると、マスクをかけた部分だけが残って、丸型のワイプとなります。

ワイプに枠をつける手順

ワイプに枠をつける手順も合わせてお伝えします。

カラーマットの追加
プロジェクトパネル上で右クリックし、『新規項目』→『カラーマット』をクリックします。

カラーマットの色の指定
枠にしたい色を選択します。今回は赤を選択しますね。

タイムラインでの並べ方
作成したカラーマットは、タイムライン上でワイプと背景動画の間に挟みます。

カラーマットにワイプが浮かんでいる状態
この時点ではこんな映像になると思います。

タイムライン上でワイプをコピー
次に、ワイプ素材を選択してCtrl+Cなどでコピーしましょう。

カラーマットに属性をペースト
カラーマットを選択して右クリックし、『属性をペースト』をクリックしましょう。

ペースト内容の確認画面
新しいウインドウが開きますので、『モーション』とエフェクトの『クロップ』にチェックが入っていることを確認したら、OKをクリックします。

枠がぼんやり表示された状態
すると、このように枠が表示されます。

枠が少しぼやけているように見えますが

マスクの境界のぼかしの設定
カラーマットにかかっている『マスクの境界のぼかし』の値を0%にすると

ちょっとはっきりした枠
枠がはっきりします。

もっと枠を強調したい場合は

マスクの拡張の設定
カラーマットにかかっている『マスクの拡張』の値を大きくすると枠が太くなっていきます。

枠がはっきりしたワイプ
10%だとこんな感じです。

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『クロップの使い方3選!画像・動画をトリミングしよう!』のまとめ

  1. エフェクトとしての適用
  2. 映画風の動画を作る
  3. トリミングして複数の動画を合成(拡大・ワイプ)
筆者
筆者
実際に手を動かして
クロップを使ってみましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました!