動画編集ディレクターの仕事内容とメリット・デメリット3選!
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- 動画編集ディレクターってどんな仕事なの?
- 編集者と比べてどっちがいい?
- 自分もいずれディレクターになりたい!
こういったお悩みにお答えします。
現在は動画編集者として仕事をしている方で、いずれはディレクターになりたいと考えている方も多いでしょう。
しかし、ディレクターの仕事内容を分かっていなかったり、必要な能力を持っていないとクライアントや動画編集者とトラブルになってしまうこともあります。
私は2021年の始めからディレクターを始め、15人以上の編集者の方を指導してきました。
この記事では、現役のディレクターが動画編集者の方向けに動画編集ディレクターの仕事内容とメリット・デメリットについて解説しますので、最後まで読むことでディレクターの仕事内容や必要な能力が分かります。
成長していきましょう。
- 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
- 副業で動画編集を始め、半年後に月10万円を稼ぎフリーランスに
- 動画編集者として200本以上を納品
- 現役の動画編集ディレクターとして活動中
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動画編集ディレクターの仕事内容
動画編集ディレクターの仕事をざっくり図解するとこんなイメージです。
クライアントに対しての仕事と編集者に対しての仕事に分けられますので、それぞれ解説していきます。
クライアント⇔ディレクターの仕事
- 納期までに動画を納品すること
- 連絡・調整を行うこと
がディレクターの主な仕事になります。
そのため、クライアントから見ると
- 動画のクオリティや納期が担保される
- ディレクターとだけやりとりをすればいい
というメリットがあります。
ディレクターがいないと、編集された動画をチェックするのはクライアント自身になってしまいます。そうなると、指示を出したり再確認する手間がかかりますよね。
また、多くの動画を抱えているクライアントは何人もの編集者を探し、依頼する必要があります。しかし、チームを持ったディレクターがいれば、そのディレクターとやりとりをするだけで仕事を進めることができますね。
このように、クライアントに楽をさせることがディレクターの仕事の目的と言えます。
ディレクター⇔動画編集者の仕事
動画編集者に対しては
- 編集者の募集・採用
- 進捗管理
- 動画の確認・修正
これらが主な仕事になります。時間・労力で考えると、これらがディレクターのメイン業務といったイメージです。
順番に解説していきます。
編集者の募集・採用
クラウドソーシングサイトやオンラインサロン、SNSなどで編集者を募集し、採用するかどうかを決めます。
そもそも、自分のチームに所属してくれる編集者がいないとディレクターにはなれませんからね。
ディレクターは応募してくれた編集者の営業文やポートフォリオを確認し、『自分のチームに入ってほしい』と感じた方を採用します。
チーム内の編集者が納期に遅れてしまったり飛んでしまったときには自分が責任を取らなくてはなりませんので、みんな必死に優秀な編集者を探しているのが現状です。
見極める力が必要になります。
進捗管理
2つ目は、編集者ごと・依頼ごとの進捗の管理です。
クライアントへの納期に遅れないように、すべての依頼を管理する必要があります。
私はTrelloというタスク管理ツールを使っています。編集者時代にお世話になっていたディレクターの方からおすすめされたツールで、カード形式で管理できて便利ですよ。無料で使えるためよかったら試してみてください。
多くの依頼を抱えるほど管理も大変になりますので、編集者に『毎日進捗報告をする』ことをお願いするなどの工夫も必要になるでしょう。
動画の確認・修正
3つ目は、編集者から提出された動画の確認と修正の指示を出すことです。
納品する動画のクオリティをクライアントが求めるレベルに引き上げる必要があります。
編集者ごとにレベルが違うため、修正指示の数が大きく変わるのが悩みどころですね。不慣れな編集者の方だと、数十~百個くらいの修正をお願いすることも…。
一方、レベルの高い編集者の方であれば修正無しや、あっても数個程度。このように、ディレクターの仕事の大変さ・工数は編集者の質によって大きく変わるのです。
だからこそ、優秀な編集者がひっぱりだこな状態になっているんですね。
ディレクターのメリット・デメリット
ディレクターのメリット3選
- 小労所得を得ることが可能
- 仕事をどんどん拡大していける
- 編集スキルが上がる
ディレクターのメリットはこの3つです。
順番に解説します。
小労所得を得ることが可能
ディレクターになると、いずれは小労所得を得ることができるようになります。
編集者の方から提出された動画に対して修正がほとんどなければ、そのままクライアントに納品することができますからね。この場合、受け取った動画をクライアントに送るだけの手間で報酬を得ることができます。
『チームに所属している編集者が優秀であれば』という条件はありますが、小労所得を得ることができるのは大きなメリットです。
この部分に魅力を感じてディレクターを目指す方が多いのではないでしょうか。
頑張って育てましょう。
仕事をどんどん拡大していける
チームを大きくしていけば、次々と新しい案件を獲得していくことができます。
ディレクター自身は編集をするわけではなく、やりとりや確認をすればいいですからね。
一般的に、編集者が一月に編集できる動画は多くても数十本程度でしょう。
しかし、チームで仕事をするディレクターはより多くの案件に対応できます。なかには月百本以上対応している方もいますよ。
もちろん、それだけたくさんの依頼や編集者の方を管理しなければいけないので、決して楽ではないですが…。
編集スキルが上がる
意外かもしれませんが、ディレクターになると編集スキルが上がります。
客観的に動画をチェックする能力がつくのはもちろん、しっかりとした編集の基準を持つようになるためです。
マニュアルなどを作る方も多いので、今まで『何となく』で編集していた部分がなくなります。
もちろん、編集者に個別の修正指示を出すときも、その指示を出す理由を説明できないといけませんよね。
『〇〇の部分を修正してください』と伝えたところ、編集者の方から理由を聞かれることもよくあります。ディレクター自身がその理由を言語化できていないと、編集者の方も納得してくれませんよね。
明確な基準を持ち、しっかりとチェックできる能力がつくため、よりレベルの高い編集者になることができます。
ディレクターのデメリット3選
- 初めのうちは時給が低くなる
- 責任が重くなる
- 動画編集者とは違った能力が必要になる
ディレクターのデメリットはこの3つです。
順番に解説します。
初めのうちは時給が低くなる
ディレクターになった直後は編集者のときよりも時給が下がることが多いです。
テンプレートやマニュアルの作成に不慣れなことに加え、チームにいる編集者の質も低く動画の確認や修正に時間が掛かるためです。
ディレクターであるあなたと、チーム内の編集者の両方が慣れてくるまでは『編集者をしていた方が時給が高かった』ということになりがちなのは覚悟しておきましょう。
早く時給を上げるためにも、できるだけ優秀な編集者をチームに迎え入れたり、しっかりと育てていくなどの努力をしていきましょう。
責任が重くなる
ディレクターになると、編集者のときよりも責任が重くなります。
チーム内の編集者の失敗などについても責任を負わなくてはなりませんからね。
チーム内の編集者の管理もディレクターの仕事ですので、『編集者が納期を守らなかった』『飛ばれてしまった』などの言い訳はクライアントに対して通用しません。
しかし、世の中には実際に飛ぶような動画編集者がいるのが実情です・・・。
まさか私の身近で動画編集者が飛んでしまうとは!
私が依頼したわけではないが、知り合いの編集チームです。
依頼してからではなくて、編集開始後に飛ぶとはね。人を見る目は重要だと感じました。#動画編集
— 雷電 爲右衞門@テロップ師✖️動画編集 (@giantsstore) June 3, 2021
納期当日に動画編集者が飛びました💦
質の高い動画を提供したいので修正が厳しすぎたのか。それとも人に求め過ぎたのか。何より何も言わずに飛ぶとアフターフォローするのが大変。そういう動画は絶対修正があるので私が予め言うんですが…それでもある。社会人としてせめて言ってから辞めてほしいです— hiro/動画編集×認定ランサー (@h_m_off) July 18, 2021
いい編集者の方を見極める目が必要ですね。
あなたが編集者のときはあなた自身がしっかりと仕事をしていればそれでよかったのですが、ディレクターになるとそうはいかないことを覚えておきましょう。
動画編集者とは違った能力が必要になる
いいディレクターになるためには編集スキル以外にも多くの能力が求められます。
同時に進行する多くの案件を管理したり、クライアントにも編集者にも好かれるような立ち回りも必要になります。
クライアントへの対応は編集者時代に身についていると思いますが、編集者の扱いには不慣れな方がほとんどでしょう。
その結果、編集者を褒めなかったり修正の伝え方が下手だったりしてトラブルになることがあります。
さらに、編集者によって性格や考え方も異なるため、それぞれの方に合わせた対応をしなければいけません。
ディレクターには編集者よりも高い対人スキルが求められるのです。
修正がなくなってきたらディレクターを目指す時期
所属しているチームのディレクターから修正がほとんど出なくなったら、ディレクターを目指す準備はOKです。
修正がほとんど出ないということは、あなたの編集スキルは十分備わっているということですからね。
個人的な基準ですが、直近の5本の動画で修正が2~3ヶ所程度だったら十分かなと考えています。
もちろん、クライアントの方針変更や後出しの素材追加など、あなたが防ぎようのないものは数えなくてOKです。
このくらいまで修正が少なければ、編集スキルも確認能力も身についているということですので、ディレクターになってみるのもいいでしょう。
とりあえずチームには所属したまま、自分で新しく営業していくのがおすすめです。
一方、ディレクターから毎回多くの修正が出されているような状態でディレクターになるのはおすすめできません。
同じレベルのクライアントから直接依頼を受けた場合、クオリティが低い動画を提出してしまうわけですからね。その状態ではクライアントに重宝してはもらえないでしょう。
まずはディレクターからの修正の数を減らせるよう成長していきましょう。
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『動画編集ディレクターの仕事内容とメリット・デメリット3選』のまとめ
- ディレクターは慣れれば小労所得を手に入れられる
- 動画編集者とは違う能力が必要になる
- 修正がなくなればスキル面はOK
ここまでお読みいただきありがとうございました!