Intel Core i5で動画編集ってどうなの?
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- Intel Core i5で動画編集ソフトはスムーズに動くのかな
- もっと高いCPUじゃないとダメ?
- なるべく出費を抑えつつ動画編集を始めたい!
こういったお悩みにお答えします。
動画編集用パソコンに必要なスペックって分かりづらいですよね。でも適当にパソコンを選んで『ソフトが重い!動かない!』なんてことになったら最悪です。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが
- Intel Core i5の第7世代以降なら動画編集は可能
- Intel Core i5とCore i7の違い
- 動画編集用パソコンはメモリ・GPUも重要
- 動画編集用パソコンはコスパ重視で選ぼう!
- Intel Core i5搭載の動画編集用パソコン3選!
これらについて解説していくので、最後まで読むことでIntel Core i5搭載のパソコンでスムーズに動画編集できるのかどうかが分かります。
結論としてはIntel Core i5-1135G7など、第7世代以降のCPUであれば動画編集は可能。CPUのコア数ばかり気にするのではなく、世代にも注目して選びましょう。
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- 副業で動画編集を始め、半年後に月10万円を稼ぎフリーランスに
- 動画編集者として200本以上を納品
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Intel Core i5の第7世代以降なら動画編集は可能
はじめに結論ですが、Intel Core i5の第7世代以降を搭載したパソコンであればスムーズな動画編集が可能です。
IntelのCPUには『Core i5-1135G7』や『Core i5-12600K』のような型番があり、下4~5桁の頭文字が世代を表しています。
『1135G7』なら『11』から始まるので第11世代、『12600K』なら『12』から始めるので第12世代といった感じですね。
各世代と発売年の関係は以下の表のとおり。
世代 | 発売年 |
第4世代 | 2013年 |
第5世代 | 2014年 |
第6世代 | 2015年 |
第7世代 | 2016年 |
第8世代 | 2017年 |
第9世代 | 2018年 |
第10世代 | 2020年 |
第11世代 | 2021年 |
第12世代 | 2021年 |
第13世代 | 2022年 |
世代が進むほど新しくなり、CPUの性能も上がっていきます。第7世代以降、つまり2016年以降に発売されたCPUなら動画編集OKということですね。
例えば『Core i5-1135G7(=第11世代)』や『Core i5-12600K(=第12世代)』ならOKで『Core i5-6200U(=第6世代)』や『Core i5-5350U(=第5世代)』ではソフトがスムーズに動かないかも、といったイメージです。
満たしているからです。
Adobe社の動画編集ソフトPremiere Proは業界スタンダードなソフトで、多くの方が動画編集に利用しています。
これから動画編集を始めるなら、最低限Premiere Proが快適に動くパソコンは準備しておきたいですね。
Adobe公式ページでスペックを確認
Adobe公式ページに行くと、Premiere Proを動かすための推奨スペックとして
Intel® 第7世代以降のCPU
と記載されています。
『あれ?』と思った方もいるかもしれません。Core『i5』・Core『i7』のようなコア数の記載がないのです。
動画編集用パソコンを選ぶときにコアの数だけを気にしている人が多いですが、実は大きな勘違い。
コア数だけが大事だとしたら、Adobeだって『推奨スペックはCore i5以上』のような書き方をしているはずですよね。
Premiere Proを快適に動かせるかどうかは、コアの数よりも世代の影響が大きいということなのです。
世代が新しいほどコア1つ1つの性能は上がっていきます。『量よりも質』のような考え方ですね。
動画編集用パソコンを選ぶときは、第7世代以降のCPUが搭載されているものを選びましょう。
ソフトもあるのでは?
もちろん、動画編集ソフトによって必要なスペックは異なります。しかし、ほかのソフトを使う予定の方もPremiere Proの推奨スペックは意識しておくのがおすすめ。
『とりあえずフリーソフトで動画編集を始めたけど、結局Premiere Proに乗り換えた』という私のような編集者も多いんです。もしあなたがソフトを乗り換えることになったとき、パソコンごと買い替えるなんて大変ですからね。
はじめからPremiere Proを快適に動かせるパソコンを用意しておきましょう。
Intel Core i5とCore i7の違い
『動画編集をするならCore i5よりもCore i7のほうがいい』と聞いたことがある方もいるかもしれません。
Core i5でもCore i7でも第7世代以降であれば動画編集は可能ですが、同じ世代であればCore i7のほうが作業がスムーズです。
第11世代・第12世代のCore i5とCore i7でPremiere Proを使用したときのパフォーマンスを、こちらのPuget Systemsというサイトで比べてみましょう。
Core i7-12700K(グラフの一番左側)とCore i5-12600K(左から三番目)など、同じ世代で比較するとCore i7のほうが高いパフォーマンスを発揮しています。
とはいえ…『思ったより差がついていないな』と思う方も多いのではないでしょうか。
さらに第11世代のCore i7(左から2番目)と第12世代のCore-i5(左から3番目)を比較すると、Core-i5のほうがパフォーマンスは上。かなり大きな差がついています。
一世代前のCore i7を買うくらいなら、新しい世代のCore-i5を購入したほうが良さそうです。推奨スペックの項目でお伝えした『コア数よりも世代が大事』ということがこの表からも分かりますね。
Core i5とCore i7のコスパを比較
AmazonでそれぞれのCPUの価格も見てみましょう。
価格とコスパ(パフォーマンススコア/価格)をまとめてみると
CPU | Premiere Proの パフォーマンススコア |
記事執筆時の価格 @Amazon |
コスパ (パフォーマンス/価格) |
Intel Core-i7 12700K | 1064 | 51,205円 | 0.020 |
Intel Core-i7 11700K | 902 | 48,980円 | 0.018 |
Intel Core-i5 12600K | 992 | 44,199円 | 0.022 |
Intel Core-i5 11600K | 819 | 41,980円 | 0.020 |
コスパで見るとIntel Core i5-12600Kが一番お得。第12世代のためコア性能が高く、一方で価格は控えめなことが理由ですね。
- 高いパフォーマンスを重視したい方:第12世代のIntel Core i7
- 価格を抑えたい・コスパを重視したい方:第12世代のIntel Core i5
こんなふうに選び分けるといいでしょう。もちろん、予算に余裕があり『もっとハイスペックなCPUがいい』という方はCore-i9も選択肢に入るでしょう。
動画編集用パソコンはメモリ・GPUも重要
ここまでCPUについて解説してきましたが、動画編集にはメモリやGPUのスペックも重要です。
Adobe公式ページでPremiere Proの推奨スペックを確認すると
- メモリ:16GB
- GPU:4GB
このように記載されています。メモリやGPUが低スペックだと、CPUがいかに高性能でもその能力を十分に発揮できません。
これから動画編集を始める方は、メモリ・GPUのスペックにも気をつけてパソコンを選びましょう。
メモリやGPUについて詳しくは以下の記事で解説しています。
>>【Adobe Premiere Pro】動画編集用PCの推奨スペック3項目!
動画編集用パソコンはコスパ重視で選ぼう!
これから動画編集用パソコンを購入する方は、なるべく安くてコスパがいいマシンを買うのがおすすめ。
その理由は簡単で、動画編集をやめてしまったときのダメージが少なくて済むからです。
せっかく動画編集を始めても、途中でやめていく人がたくさん。私もそんな動画編集初心者の方をたくさん見てきました。
あなたが動画編集を挫折するどうかかなんて誰にもわかりません。もし動画編集をやめたら、ネットサーフィンくらいにしかパソコンを使わなくなってしまう方も多いでしょう。
超高額なパソコンで動画編集を始めてしまうと、かなりもったいないですよね。
動画編集ソフトを快適に動かせる範囲で、なるべく安めのパソコンを選んでおきましょう。
なお、高画質な動画編集に対応できるハイスペックパソコンをお探しの方は以下の記事をお読みください。
Intel Core i5搭載の動画編集用パソコン3選!
動画編集におすすめのIntel Core i5搭載パソコン3選を紹介します。もちろんすべてPremiere Proの推奨スペックを満たしている製品。スムーズに動画編集をスタートしたい方は参考にしてみてください。
価格はあくまでも記事執筆時点のものなので、最新情報は公式サイトで確認してくださいね。けっこう目まぐるしく変わるんですよ。
コスパ最強の動画編集用ノートパソコン『Lenovo IdeaPad Gaming 370i』
出典元Lenovo公式サイト
Lenovo製のコスパ最強ノートパソコンです。
出典元Lenovo公式サイト
- CPU:第12世代のCore i5
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce® RTX™ 3050(4GB)
これらのパーツが搭載されており、快適にPremiere Proを動かせるスペックを持っています。そのうえで価格は税込139,810円ととてもコスパの良いノートパソコン。
会社やカフェなど、外出先でも動画編集をしたい方には特におすすめです。
モニターは16型と一般的なサイズなので、自宅で作業をする方は27インチくらいのモニターも一緒に購入しておくといいかもしれません。大画面のほうがミスも減りますし、目にも優しいですからね。
おすすめの動画編集用モニターは以下の記事にまとめてあるので、パソコンと一緒に購入する方は参考にしてください。
出典元Lenovo公式サイト
ユーザーも口コミは5段階中4.6と高評価。
出典元Lenovo公式サイト
『Adobeを使いたくて購入を決めました』という方もいらっしゃいますね。使いやすくて満足しているようです。
あなたもLenovo IdeaPad Gaming 370iで出費を抑えながらPremiere Proを使いこなしてみませんか?
>>公式サイトでLenovo IdeaPad Gaming 370iを見てみる
第13世代のCore i5でサクサク動画編集『Lenovo Legion Tower 5i Gen 8』
出典元:Lenovo公式サイト
最新第13世代のCPUと大容量のGPUを搭載したデスクトップパソコン。
出典元:Lenovo公式サイト
- CPU:第13世代のCore i5
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce® RTX3050(8GB)
Lenovo IdeaPad Gaming 370iよりも余裕のあるスペックで、快適に動画編集ができるでしょう。これだけのハイスペックを持ちながら、価格はなんと税込146,608円と超お買い得!。
デスクトップ型なので持ち運びはできませんが、自宅で作業する方には問題なし。出先で作業をする予定がないならLenovo Legion Tower 5i Gen 8を真っ先に検討しましょう。
>>Legion Tower 5i Gen 8のセール状況を見てみる
第13世代のCore-i5を搭載したハイスペックパソコン『ZEFT Z30A』
- CPU:第13世代のCore i5
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce® RTX3050(8GB)
最新の第13世代Core-i5と大容量のGPUを搭載したハイスペックパソコン。
余裕のあるスペックでスムーズに動画編集ができるでしょう。特に動画の書き出しはCPU・GPUの性能が大きく影響してくるので、時短したい方におすすめです。
ユーザーからの評価は4.78。かなりの高評価ですね。
これだけハイスペックのパソコンが税込195,580円で手に入るので、予算に余裕がある方は検討してみてくださいね。
『Intel Core-i5で動画編集ってどうなの?』のまとめ
- 第7世代以降のCore i5であれば動画編集は十分可能
- コア数だけでなく世代にも注目しよう
- コスパを計算するとi7よりもi5のほうが高い!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
紹介したパソコンの中で私が1つだけおすすめを選ぶとしたら、Legion Tower 5i Gen 8ですね。
かなりのハイスペックで14万円台ととてもお得なので、これから動画編集を始める方は検討してみてください。