【Adobe Premiere Pro】動画編集用PCの推奨スペック3項目!
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- 動画編集をするにはどれくらいのスペックのPCが必要?
- Premiere Proを使ってみたいけど自分のPCで動くか不安
- PCには詳しくないのでスペックとかよく分からない・・・
こういったお悩みにお答えします。
Premiere Proを快適に動作させるためには高いスペックのPCが求められます。パソコンのスペックが低いと、Premiere Proを使おうとしても『画面がカクカクする…』『ぜんぜん動かない!』なんてことに…。
この記事では現役の動画編集ディレクターが
これらについて解説していくので、最後まで読むと動画編集に必要なスペックの基準が分かります。
はじめに結論ですが、動画編集で大事なのはCPU・メモリ・GPUの3項目。Premiere Proをスムーズに動かすために推奨スペックを満たしたPCを選びましょう。相場は10~20万円くらいです。
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- 動画編集を始め、半年後には月10万円を達成
- 動画編集者として200本以上を納品
動画編集に重要なスペック3項目
動画編集をするためのPCに重要なスペックは
- CPU
- メモリ
- GPU
これら3項目です。
内蔵ストレージがSSDであることも重要です。HDDかSSDかでデータの転送速度が大きく変わってきますからね。
しかしこの記事では特に解説しません。CPUなどのスペックが十分高いPCであれば、ほぼ間違いなくSSDが搭載されています。もちろんこの記事で紹介しているPCも、内蔵ストレージはすべてSSDなので安心してください。
ではCPUから順番に解説していきます。
CPU
CPUはパソコンの『頭脳』にあたる演算装置で、処理能力に関わる部分です。よく人間の脳みそに例えられていますね。
CPUはIntelとAMDの2社が販売しており、それぞれ『Intel corei7 12700K』や『AMD Ryzen5 5600X』などの型番がつけられています。
パッと見よく分からない番号ですが、そのCPUが持つコアの数と世代が分かることを覚えておきましょう。
コアの数=CPUが持つ脳みその数で、多いほどマルチタスクに強くなります。もちろん多いに越したことはありませんが、そのぶん価格も高くなるので注意しましょう。
また『12700』などの番号はCPUが作られた世代を表しています。『12700』など12000番台であれば第12世代、『9700』など9000番台であれば第9世代といった感じですね。
世代が新しいほどCPUの性能も上がっていくので、なるべく新しい世代のものを選びたいですね。
CPUのスペックが高いほど、速く・多くのことを計算できます。動画編集では多くの処理が要求されるので、CPUがしょぼいとPremiere Proがスムーズに動かなくてイライラすることも。
作業時間を短縮するため、そして作業時のストレスを減らすためにも重要なパーツです。
メモリ・GPUと違い、交換・増設ができないのもCPUの特徴。CPUにスペック不足を感じたらPCごと買い換えるしか手はありません。1台のPCをなるべく長く使い続けたい方は、ハイスペックなCPUを搭載しているPCを選びましょう。
メモリ
メモリはCPUで処理した内容を記憶しておく領域で、よく『作業机』に例えられます。
ノートすら広げられないような机だったら、いくら頭が良くても勉強が進まないですよね。いちいち部屋の奥にある本棚(ストレージ)にノートをしまったり取り出したりしなくてはいけません。
CPUがその性能をいかんなく発揮できるよう、メモリも十分に確保しておきましょう。
メモリの特徴としては、安く・後から簡単に増設できること。
私も以前Amazonでメモリを買い、自分で増設したことがあります。32GB(16GB×2)でも1万円ちょっと。3つの項目の中では一番気軽に選んでいいパーツです。
GPU
GPUもCPUと同じ演算装置ですが、こちらは画像の処理に特化しています。エフェクト・アニメーションの表示・編集や、編集後の動画を書き出すときに活躍するパーツです。
画像はPremiere Proの初期設定画面です。動画のレンダリング(書き出し)や再生はGPUを使うように設定されているので、GPUのスペックが低いほど多くの時間がかかってしまいます。
後から増設することも可能ですが、高スペックのGPUはかなり高価です。製品によっては、PCの価格のうち半分以上をGPU代が占めているケースも。記事執筆時点で最新のGPUは20万円以上するので、メモリと違って気軽に増設できないのがネックですね。
しっかりと必要なスペックを備えたGPUを搭載したPCを選ぶのがおすすめです。
最小スペックと推奨スペックの違い
動画編集をするには、CPU・メモリ・GPUがどのくらいの性能を持っていればいいのでしょうか。
確認してみます。
Premiere Proの販売元であるAdobe社は、ソフトを使うためのスペックの基準について『最小スペック』と『推奨スペック』の2つを示しています。どう違うのか、順番に解説しますね。
最小スペック
Adobe公式サイトでは、Premiere Proを実行するための最小仕様(最小スペック)として
- CPU:Intel® 第6世代以降・AMD Ryzen™ 1000シリーズ以降
- メモリ:8GB
- GPU:2GB
このように示されています。
『この基準を満たしたPCなら、とりあえずPremiere Proが起動するよ』ということですね。もちろんサクサク動くかどうかは別問題なので注意してください。
最小スペックの基準で特に注目したいのがCPU。i5やi7などのコア数ではなく、世代により区分されています。
よく『core i5以上なら動画編集OK』などとコア数で考えている人がいますが、これは勘違い。core i5やcore i7であっても世代が古ければ最小スペックを満たせていません。
Premiere Proのことを誰よりもよく知っているAdobe社が『コア数ではなく世代を基準にしている』という事実は押さえておきたいですねPremiere Proのことを誰よりもよく知っているAdobe社が『コア数ではなく世代を基準にしている』という事実は押さえておきたいですね。
最小スペックを満たすPCの値段を調べてみると、7~10万円くらいでした。10万円未満のPCでも、とりあえずPremiere Proを使ってみることはできそうですね。
推奨スペック
先ほどと同様にAdobe公式サイトで確認すると、推奨仕様(推奨スペック)として
- CPU:Intel® 第7世代以降、AMD Ryzen™ 3000 シリーズ以降
- メモリ:16GB以上
- GPU:4GB以上
このように示されています。CPUについては最小スペックと同様に『世代』が重要です。必要なメモリやGPUの容量は、メモリ:8GB → 16GB、GPU:2GB → 4GBと倍増していますね。
推奨スペックを満たすPCを購入しようとすると10~20万円くらいかかるイメージ。
痛い出費だと感じる方もいるでしょうが、Premiere Proを快適に使うためには推奨スペックを確保しておきたいところですね。
動画編集を仕事にするなら推奨スペック以上のPCを使おう
もしあなたが動画編集でお金を稼いでいきたいなら、推奨スペックを満たしているPCを使うことが必須です。
PCは動画編集者にとって一番大切な仕事道具。これをケチっている編集者に依頼したいと思うクライアントはいないでしょう。
動画編集者を募集するときに
わざわざ使用PCのスペックを確認しているクライアントもいるほどです。もちろん、推奨スペック未満のPCを使っている編集者なんて採用しないでしょう。
動画編集でお金を稼ぐうえで、スムーズに作業できる環境を整えておくことは最低限のマナーです。案件獲得でつまづかないためにも、しっかりと推奨スペックを満たしたPCを準備しておきたいですね。
もし採用してもらえたとしても、PCのスペックが低くて良いことは一つもありません。編集作業に時間がかかって納期を圧迫したり、フリーズなどで作業の一部がムダになったり…。
何十・何百・何千時間と使うことになる動画編集用PC。あなた自身が快適に動画編集ライフを送るために、ケチらずにPCを選びましょう。
動画編集におすすめのパソコン3選
動画編集におすすめのパソコン3選を紹介します。もちろんすべてPremiere Proの推奨スペックを満たしている製品。スムーズに動画編集をスタートしたい方は参考にしてみてください。
コスパ最強の動画編集用ノートパソコン『Lenovo IdeaPad Gaming 370i』
出典元Lenovo公式サイト
Lenovo製のコスパ最強ノートパソコンです。
出典元Lenovo公式サイト
- CPU:第12世代のcore i5
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce® RTX™ 3050(4GB)
これらのパーツが搭載されており、快適にPremiere Proを動かせるスペックを持っています。そのうえで価格は税込139,810円ととてもコスパの良いノートパソコン。
会社やカフェなど、外出先でも動画編集をしたい方には特におすすめです。
モニターは16型と一般的なサイズなので、自宅で作業をする方は27インチくらいのモニターも一緒に購入しておくといいかもしれません。大画面のほうがミスも減りますし、目にも優しいですからね。
おすすめの動画編集用モニターは以下の記事にまとめてあるので、パソコンと一緒に購入する方は参考にしてください。
出典元Lenovo公式サイト
ユーザーの口コミは5段階中4.6と高評価。
出典元Lenovo公式サイト
『Adobeを使いたくて購入を決めました』という方もいらっしゃいますね。使いやすくて満足しているようです。
あなたもLenovo IdeaPad Gaming 370iで出費を抑えながらPremiere Proを使いこなしてみませんか?
>>公式サイトでLenovo IdeaPad Gaming 370iを見てみる
自宅だけで動画編集をする方におすすめ『Lenovo Legion T550』
出典元:Lenovo公式サイト
こちらはデスクトップ型の動画編集用パソコン。
出典元:Lenovo公式サイト
- CPU:Ryzen7 5800
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce® RTX™ 3060(12GB)
かなりのハイスペックを持ち、動画編集でも楽々対応できるでしょう。特にGPUのスペックはかなり高めで、単品で買っても5万円ほどする高級品です。
そんなGPUを搭載しているにもかかわらず、価格は税込154,880円と超お買い得。
デスクトップなので持ち運びはできませんが、自宅でのみ作業をする人におすすめの1台です。
出典元:Lenovo公式サイト
こちらも5段階で4.7と高評価。
多くのゲーマー・クリエイターが『コスパが良い』とレビューしていますね。
私が今から動画編集を始めるなら、このLenovo Legion T550でスタートするでしょう。自宅でしか作業しませんし。
GPUがハイスペックなので、後々4K動画を編集したり複雑なエフェクトを使ったりするときも安心ですね。1台のパソコンを長く使い続けたい方におすすめです。
>>公式サイトでLenovo Legion T550を見てみる
【2/8までセール】お得なデスクトップ『G-Tune PL-B』
出典元:マウスコンピューター公式サイト
最後はマウスコンピューターで期間限定セール中のパソコン。
- CPU:第12世代のcore i5
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce® GTX1650(4GB)
1つ目に紹介したノート型のLenovo IdeaPad Gaming 370iと同程度のスペックです。価格も税込139,800円とほぼ同額。
なるべく安いデスクトップパソコンを探している方におすすめです。
セール期間は2/8までなので、気になる方はなるべく早めにチェックしてみてくださいね。
おまけ:自分のPCスペックを確認する方法
『買い換えずにPremiere Proを使えないかな』と思っている方は、まずご自宅にあるPCのスペックを確認してみましょう。
CPUのスペック確認手順
デスクトップにある『PC』のアイコンを右クリック→プロパティで『設定』画面を開き、『プロセッサ』の項目を確認してみてください。
『Intel(R) Core(TM) i7-9700』などの型番が表示されているので、世代を確認しましょう。推奨スペックである第7世代以降であればOKです。
メモリのスペック確認手順
メモリの確認手順はCPUと同じです。
『プロセッサ』の下にある『実装RAM』の右の数字で確認できます。
この数字が16GB以上あれば推奨スペックを見たしています。
GPUのスペック確認手順
GPUの確認方法は少し面倒なのですが
下にスクロールしていくと『ディスプレイの詳細設定』が出てきますのでこれをクリック。
『ディスプレイ1のアダプターのプロパティを表示します』をクリック。
するとGPUの種類と容量が表示されるので、『専用ビデオ メモリ』の項目が4GB以上あるか確認しましょう。
Adobe公式サイトでは『推奨されるグラフィックカード』について記載されているので、こちらも合わせて確認してみてください。
一般家庭用PCだと、GPUが推奨スペックを満たしていることはまれでしょう。CPUと一体になっている低スペックのGPUが搭載されていることが多いんですよね。
推奨スペックを満たしていない項目があった方は、自力でパーツを増設するかPCごと買い換えるかを選びましょう。買い換える方は上の項目で紹介しているPCを参考にしてくださいね。
『動画編集用PCの推奨スペック3項目と確認方法を解説!』のまとめ
- Adobe公式では最小スペックと推奨スペックが示されている
- 仕事で使うなら推奨スペックは必須
- あなたに合ったPCで動画編集を始めよう!
ここまでお読みいただきありがとうございました!