【Premiere Pro】4STEPでプロキシを作ってサクサク書き出そう!
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- 編集中・書き出し中にPremiere Proの動作が遅い
- 高画質の動画を編集するとき大丈夫かな?
- スペックが低いPCでもスムーズに動画編集したい!
こういったお悩みにお答えします。
動画素材が高画質な場合やPCのスペックが低い場合に、PCの動作・特に書き出しが遅くなってしまうことがあります。
こうなると、いくら急いで作業をしても余計な時間がかかってしまい、最悪の場合は納期に遅れてしまうかもしれません。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが初心者の方向けにプロキシを作成してサクサク書き出す4STEPについて解説しますので、最後まで読むことで書き出しを高速化し時短することができます。
プロキシ作成を試してみましょう
空いた時間でゆっくりと過ごしましょう。
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書き出しに時間が掛かるならプロキシを使おう!
『Proxy』は日本語で『代理』という意味。Premiere Proでは、元々の動画素材の代理となる『プロキシ動画』を作成する機能があります。
『代理の動画を作るって…何の意味があるの?』と思いますよね。
その答えは簡単。Premiere Proの動作を軽くすることができるのです。
Premiere Proでプロキシ動画を作るときに、画質を劣化させることかできます。画質が低ければ、容量も軽くなるのは当然。
そして、元の動画の代わりに軽いプロキシ動画を編集することで、Premiere Proの動作をスムーズにすることができるのです。
『画質を劣化させる』と言っても心配はいりません。
動画を書き出すときは自動的に元の画質に戻るため、納品する動画の画質には影響しません。
あくまでも、プロキシ動画=作業中だけ元動画の代理をしてくれる動画なのです。
プロキシを使ってサクサク書き出す方法
プロキシ動画を作る手順を以下の4STEPで解説していきます。
- 元の動画を用意
- プロキシ動画を作成
- プロキシの切り替え
- 書き出し
順番に解説します。
1.4Kの動画を用意
この動画は景色だけではなく画質もきれいで、サイズが3840×2160の、いわゆる『4K動画』です。
画質のいい動画は容量も大きく、Premiere Proの動作が遅くなりがちですよね。
4K・8Kなど、元動画の容量が大きいほどプロキシの効果が発揮されます。
プロキシ動画を作成
Premiere Pro上でプロキシ動画を作成していきます。
プロジェクトパネルの素材動画を選択した状態で右クリック→『プロキシ』→『プロキシの作成』をクリックします。
- 形式:H.264
- プリセット:H.264 Low resolution Proxy
- 保存先:オリジナルメディアと同じ階層~
を選んで『OK』をクリックします。
※その他いくつかの形式でプロキシ動画を作成してみましたが、この設定が最も容量が軽くなったためおすすめです。
すると、Adobe Media Encoderが起動し自動でプロキシ動画の作成がはじまります。
名前の最後が『Proxy』となってる動画ファイルが作成されています。
プロキシの切り替え
プロキシ動画を作成しても、Premiere Pro上では一見なにも変わっていないように見えます。
しかし、この時点ですでにプロキシ動画が適用されています。
それを今から確かめてみましょう。
プログラムモニター右下の『+』のアイコンをクリックしてボタンエディターを開き、『プロキシの切り替え』アイコンをを下にドラッグ・アンド・ドロップしましょう。
上の画像のように、このアイコンが青くなっていれば、プログラムモニターにはプロキシ動画が映し出されている状態です。
わかりやすいように動画の一部分を拡大し比較してみます。
かなり拡大しているのですが、塔の形や光がはっきり映っています。さすが4Kですね。
このように画質を落としたプロキシ動画を作ることで、PCへの負担を減らしているわけですね。
せっかくプロキシ動画を作成しても、元の動画を映し出した状態で作業をしてしまうと意味がありませんので、通常は『プロキシの切り替え』アイコンが青い状態で作業しましょう。
カラーを細かく調整するときなどは、その作業の間だけ元の動画に切り替えるといいと思います。
いつでも切り替えられます。
書き出し
冒頭で『書き出し時は元動画のサイズに戻るから安心してください』とお伝えしました。
このように、あくまで『作業時だけ』元動画の代わりとなる軽いプロキシ動画を作り、それをベースに編集することができるのです。
プロキシではどうにもならない場合は買い替えor増設が必須
プロキシ動画を作成し、それをベースに編集しても
- PCの動作が遅い
- 書き出しにめちゃくちゃ時間がかかる
- フリーズする
などの症状が頻発する場合は、単純にPCのスペック不足の可能性が高いです。
残念ながら、その場合は買い替えor増設などの対応が必要です。
そのままだと納期遅れなどによりクライアントにも迷惑をかけてしまう可能性がありますからね。
ストレスも大きいです。
プロの動画編集者として、PCのスペックには余裕を持っておくことをおすすめします。
まずはメモリ容量を確認
一般的に、PCの動作が重い場合は『メモリ不足』であることが多いため、まずはメモリの容量を確認してみましょう。
メモリの容量は、動画編集を本格的に続けていくのであれば最低でも16GB、できれば32GBのものを積んでおくのがおすすめです。
クライアントに迷惑をかけないよう、スペックに余裕のあるPCを使うことは編集者として最低限のモラル・マナーですからね。
私もしばらくの間、メモリが16GBの状態で作業をしていたのですが、『困ってからじゃ遅いな・・・』と思い32GBに増設しました。
PCに全然詳しくない私でもメモリの増設は簡単にできましたので、皆さんも検討してみてください。
特に8GBの方は16GBへの増設は必須です。8GB×2枚だと1万円もしませんしね。
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『4STEPでプロキシを作ってサクサク書き出そう!』のまとめ
- プロキシを使うことで書き出し時間が短縮できる
- カラーグレーディングなどをするときは元動画に切り替えよう
- それでも遅いならメモリの増設などが必要かも
時短してください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!