Premiere Proで簡単にマルチカメラ編集をする手順3STEP【動画編集初心者向け】

STEP4:初案件獲得までにやること4つ 動画編集

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  • マルチカメラ編集が必要な案件を急にお願いされた・・・
  • なるべくわかりやすく手順を教えてほしい
  • マルチカメラ編集で気をつけることってある?

こういったお悩みにお答えします。

複数の出演者がいるエンタメ系動画などを中心に、シーンによって画角を使い分けている動画はとても多いです。

このマルチカメラ編集ができないと、それらすべての案件に対応できなくなってしまいます。

私はこれまで動画編集者としてマルチカメラ編集が必要なチャンネルを4つ担当してきました。いくつものカメラを使い分けることによって、視聴者を飽きさせない編集をすることができるんですよね。

この記事では、初心者の方向けにマルチカメラ編集をする手順3STEPについて解説しますので、最後まで読むことで簡単にマルチカメラ編集ができるようになります。

クリックひとつで画角を切り替えることができます
筆者
筆者
必要になったときに慌てないために
押さえておきたい技術です。
この記事を書いた人
シゲル 白背景アイコン
シ ゲ ル
  • 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
  • 副業で動画編集を始め、半年後に月10万円を稼ぎフリーランスに
  • 動画編集者として200本以上を納品
  • 現役の動画編集ディレクターとして活動中

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Premiere Proで簡単にマルチカメラ編集をする手順3STEP

かごに入った3匹のかわいい子猫

  • STEP1:動画素材のタイミングを同期させる
  • STEP2:ネスト化し、マルチカメラを有効にする
  • STEP3:シーンの切り替え

順番に解説していきます。

STEP1:動画素材のタイミングを同期させる

2つ以上の動画素材がある場合、Premiere Proのタイムライン上でそれぞれのタイミングを揃える必要があります。

ほとんどの場合、それぞれの動画の撮影開始タイミングはバラバラですからね。

そのため、タイムライン上でV1とV2のラインにそのまま並べるだけでは、2つの動画のタイミングはずれたままです。

音声の波形を見ながらタイムライン上で素材を動かしてタイミングを合わせることもできるのですが、手動だとずれが怖いですよね。

もし途中でずれに気づいてしまったら、最初から作業をやり直さなくてはなりません。

というわけで、動画素材のタイミングは自動で同期させるのがおすすめです。

では、その手順を解説していきます。

タイムライン上の2つのクリップ
例えば、このようにカメラ①、②の素材があったとします。

カメラ2をずらした状態
それぞれのタイムラインが重ならないように、片方の素材(画像ではカメラ②)をずらします。

同期を選択
すべての素材を選択した状態で右クリックし、『同期』を選択します。

オーディをが選択されていることを確認
『クリップを同期』という小さなウインドウが開きますので、『オーディオ』が選択されていることを確認したらOKです。

筆者
筆者
オーディオを選択すると
音声を基準に同期してくれます。

解析のはじまり
音声の解析が始まりますので少し待ちましょう。

タイムラインで整列
解析が完了するとタイミングを合わせて並べてくれます。

動画の波形が2つとも同じタイミングに揃っていることが確認できます。

STEP2:ネスト化し、マルチカメラを有効にする

現状は『2つの素材のタイミングを合わせて縦に並べただけ』ですので、ここからマルチカメラ編集ができるようにしていきます。

私は音声素材の片方を削除していますが、使わない方をミュートにした上で残しておいても大丈夫です。

ネストを選択
カメラ①とカメラ②の両方を選択した状態で右クリック→ネスト化します。

マルチカメラを有効に
ネストを選択した状態で右クリック→マルチカメラを有効にしましょう。

ネスト名の確認
すると、ネストの名前が[MC1]素材名に変わったはずです。

これで準備はOKですので、次は映像を切り替えていきましょう。

STEP3:シーンの切り替え

マルチカメラ編集のアイコン
プログラムモニター上で『マルチカメラ編集』のアイコンをクリックしましょう。

マルチカメラ表示をドラッグ・アンド・ドロップ
『マルチカメラのアイコンがない』という方は、プログラムモニターの右下にある『+』のアイコンをクリックしてください。

ボタンエディターが表示されますので、その中にある『マルチカメラ表示』をドラッグアンドドロップすると追加できます。

カメラの切り替え
それでは、実際にシーンを切り替えていきましょう。上の画像では、カメラ①の映像が選択されている状態です。

スペースキーを押すなどして、映像を再生していきましょう。

そして、『ここはカメラ②の映像を使いたいな』というシーンが来たら、カメラ②の映像をクリックすればOKです。

開始10秒の時点でカメラ①から②に切り替えてみますね。

分割されているクリップ
このように、クリックした時点で映像素材が分割され、以降はカメラ②の映像に切り替わっています。

これを繰り返していけば、カメラ①と②の映像を好きなタイミングで使い分けることができます。

マルチカメラ編集をする際の注意点3つ

Cautionと書かれたテープで通行止め

マルチカメラ編集をする際の注意点は以下の3つです。

  1. マルチカメラ表示されないことがある
  2. エフェクトが独立して適用される
  3. 使用する音声素材選びは慎重に

それぞれ解説していきます。

1.マルチカメラ表示されないことがある

カメラ①しか表示されていない
『マルチカメラ表示』のアイコンを選択していても、プログラムモニター上でマルチカメラ表示されないことがあります。

そんなときは、選択している(青色になっている)タイムラインを確認しましょう。

V2だけが選択されている状態
動画素材がV1のラインにある状態で

  • V1が選択されていない
  • かつ

  • V1以外のライン(V2など)が選択されている

この状態だとマルチカメラ表示されません。

V1のタイムラインが選択されている状態
そのため、『V1』の部分をクリックして動画素材のあるラインを選択した状態にしましょう。

筆者
筆者
V1さえ選択されていれば
他のラインは選択・未選択どちらでもOK。

カメラ①も②も映っている状態
これで正常にマルチカメラ表示されます。

2. エフェクトが独立して適用される

マルチカメラ編集で切り分けられたあとの素材は、それぞれ独立してエフェクトの効果がかかります。

カメラ1を拡大した状態
このように、カメラ①の映像を拡大しても

カメラ2は拡大されていない状態
カメラ②の映像は拡大されませんし

再度カメラ1に切り替えると拡大されていない状態
その後、再度カメラ①の映像に切り替わったとしても、拡大は適用されません。

あくまで独立した素材として扱われますので覚えておきましょう。

要所のズームなど、ピンポイントなエフェクトを入れるときには便利ですね。

動画全編にわたって同じエフェクトをかけたい場合は、一度ネストを開いて元の動画素材にエフェクトをかけましょう。

3. 使用する音声素材選びは慎重に

マルチカメラ編集をする場合、音質だけでなく前後のシーンとのつながりも考慮するなど慎重に選びましょう。

基本は音質のいいものを選べばいいのですが、動画が複数に分かれている場合、前後のシーンと音質が変わっていたらおかしいですよね。動画全体をイメージしながら、使う音声素材を選びましょう。

私も以前『削除した方の音声素材を使うべきだった・・・』となってしまい編集をやり直したことがあります。

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『Premiere Proで簡単にマルチカメラ編集をする手順3STEP』のまとめ

  1. 同期する
  2. ネストしてマルチカメラを有効に
  3. シーンごとに使う映像をクリック
筆者
筆者
忘れないうちに
練習してみましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました!