動画編集用PCのメモリは16GBよりも32GBがおすすめな2つの理由
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こういったお悩みにお答えします。
動画を編集するにあたって、どのくらいのメモリがあればいいか不安ですよね。『16GBあれば大丈夫!』なんて書いてるサイトもあるし…。
でも編集に取り掛かってから『ソフトがうまく動かない!』なんてことになったらストレスですよね。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが
これらについて解説していくので、最後まで読むと動画編集に必要なメモリの容量がわかり、余計な出費を防ぐことができます。
- 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
- 副業で動画編集を始め、半年後に月10万円を稼ぎフリーランスに
- 動画編集者として200本以上を納品
- 現役の動画編集ディレクターとして活動中
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はじめに結論ですが、動画編集には32GBのメモリと搭載したパソコンがおすすめ。16GBでも作業はできますが、たまに重くなることも。
16GBと32GBには数千円くらいの差しかないので、ケチらずに32GBを選んでおきましょう。
動画編集におすすめのメモリ容量については以下の記事で詳しく解説しています。
動画編集をすること自体は16GBメモリでもできる
動画編集をすること自体は16GBのメモリがあれば十分可能です。
動画編集業界でスタンダードなソフトであるAdobe Premiere Proの推奨スペックを見てみましょう。
フルHD(1920×1080)の動画を編集するうえでは、メモリは16GBあれば大丈夫ということがわかりますね。
動画編集するならメモリは32GBがおすすめな2つの理由
16GBのメモリでも動画編集をすること自体は可能ですが、あなたがこれから動画編集用のパソコンを購入するなら32GBメモリを搭載しているマシンを選ぶのがおすすめです。理由は以下の2つ。
- 16GBメモリでは動作が重くなる・対応できないケースがある
- 16GBメモリと32GBメモリの価格差は数千円しかない
順番に解説していきます。
16GBメモリでは動作が重くなる・対応できないケースがある
Premiere Proの推奨スペックが16GBと言っても、常に快適にサクサク動いてくれるわけではありません。
実際に編集しているとソフトが重くなることもあります。特にエフェクトを使うとすぐにプレビュー画面がカクカクに…。
>>【Premiere Pro】プレビューが重い・カクつくときの改善方法5つ!
↑以前こんな記事を書いたのですが、毎月4,000回近く読まれています。それだけソフトの動作が重くて悩んでいる人が多いということでしょう。
私もはじめは16GBメモリ搭載のパソコンで動画編集を始めたのですが、途中で32GBに増設しました。
一般的なフルHDの動画を編集するとき『16GBでも編集はできるけど、32GBの方が快適だよ』ということは覚えておきたいですね。
4Kの動画を編集するなら32GBメモリが必須
先ほどと同じAdobe公式サイトのページですが、扱う動画の画質が4K以上の場合は32GB以上のメモリが推奨となっています。
出典元:NVIDIA公式サイト
私たちが普段目にすることが多いのはフルHD(1920×1080)と呼ばれる画質。
それに対して4Kは3840×2160ピクセルの画素を持っており、縦横それぞれフルHDの2倍。画素数は4倍も差があるのです。その分データ量も大きいので、編集時にはパソコンに大きな負担がかかってしまうことに。
4K動画を編集するなら32GBのメモリは必須と言えるでしょう。
4K動画を編集する機会は意外と多い
『いやいや、自分は4k動画なんて編集しないよ』と思っている方もいるかもしれません。しかし、4K動画を扱う機会は意外と多いもの。
最終的にフルHDでアップロードする動画であっても、4K画質で撮影されている場合もあります。元からフルHD画質で撮影すると、ズームなどの際に画質が悪くなってしまいますよね。
撮影者としても『撮り直しはできないから、念のため高画質で撮っておくか』と考えるのは自然なことでしょう。
普通のYouTube動画編集の案件だと思って受注したら4K動画を渡されることもあるので、きちんと対応できるよう32GBのメモリは積んでおきたいですね。
ここまでの簡単なまとめ
- フルHDの動画でも32GBの方が快適
- 4K動画なら32GB必須
- 意外と4K動画を編集する機会は多い
16GBメモリと32GBメモリの価格差は数千円しかない
Amazonで16GBと32GBのメモリを比較してみると、価格差はわずか3千円くらい。
容量(GB) | 価格(円) |
16 | 6,180 |
32(16GB×2枚) | 9,650 |
この3千円をケチったせいで、パソコンが重くなってストレスをためるなんてバカバカしくないですか?
『素材が4Kだと受注できないです…』なんて依頼を断らざるをえなかったり、動作が遅くなって納期を圧迫したりなどの実害も大きいです。
正直、16GBか32GBで悩んでいる時間の方がもったいない。これからパソコンを買うなら、はじめから32GBにしておきましょう。
表中の価格は記事執筆時点のものなので、最新情報はAmazonなどで確認してくださいね。
16GBメモリ
32GBメモリ(16GB×2枚)
メモリ以外のパーツのスペックも重要
動画編集用パソコンにはCPU・GPUなどのスペックも重要です。メモリだけが大容量でもその他のパーツがしょぼければ意味がありません。
- CPU:Intel第7世代以降・AMD Ryzen3000シリーズ以降
- GPU:4GB以上(4Kなら6GB以上)
Premiere Proの推奨スペックについてこのように記載されています。
特にGPUは性能がピンキリなので、快適に動画編集をしたい方はしっかりと推奨スペック以上のものを選びたいですね。
32GBメモリ搭載のおすすめ動画編集パソコン3選
ここからは32GBのメモリを搭載した動画編集用おすすめパソコンを3つ紹介します。メモリはもちろんCPU・GPUもしっかりとPremiere Proの推奨スペックを満たしています。
スムーズに動画編集を始めたい方は参考にしてください。
32GB搭載のコスパ最強パソコン『G-Tune HM-B』
出典元:マウスコンピューター
- CPU:Intel Corei7-11700F
- メモリ:32GB
- GPU:GeForce RTX 3060(12GB)
32GBのメモリと大容量12GBのGPUを搭載しているにもかかわらず、セール時の値段は税込179,800円とコスパ最強の1台。
賢く出費を抑えつつ、快適に動画編集できるパソコンを手に入れることができます。
出典元:マウスコンピューター ※モニター別売り
見た目もカッコいいですよね。動画編集だけでなくゲームなどでも活躍してくれるでしょう。
出典元:マウスコンピューター
ユーザーからのレビューは5段階中4.8と高評価!快適に使えているとの口コミが多数です。
唯一気になる点は、CPUがCorei7-『11』700Fと第11世代なこと。Intel製のCPUは第11世代から第12世代にかけて大きく性能がアップしているので、何年か使っているとCPUの性能不足を感じるかも。
CPUの性能にこだわりたい方・予算に余裕がある方は、第12世代以降のCPUを搭載しているモデルも検討してみましょう(次に紹介します)。
詳しいスペックや最新価格は公式サイトで確認してくださいね。
第12世代のCPUを搭載したハイスペックパソコン『Lenovo Legion T570i』
出典元:Lenovo
- CPU:Intel Corei7-12700F
- メモリ:32GB
- GPU:GeForce RTX 3070 LHR(8GB)
こちらはLenovo製のハイスペックな動画編集・ゲーミング用のパソコン。
1つ目に紹介したG-Tune HM-Bと比べると、CPUが第12世代になっておりさらに快適な作業を実現。容量こそ小さくなっていますが、GPUの性能も上がっています。
そのぶん税込で約21万円と価格も上がっているので、あなたの予算によって選び分けましょう。
出典元:Lenovo
カスタマーレビューは5段階中4.5と高評価。コスパの良さに満足している方が多いです。
予算に少し余裕がある方はこちらのパソコンがおすすめ。ワンランク上のパソコンだと作業時間も短縮できますからね。
詳しいスペックや最新価格は公式サイトで確認してくださいね。
>>Lenovo Legion T570iのセール状況を見てみる
32GB搭載ノートパソコンで外出先でも動画編集OK『G-Tune E5-165J』
出典元:マウスコンピューター
- CPU:Intel Corei7-12700H
- メモリ:32GB
- GPU:GeForce RTX 3060 Laptop GPU(6GB)
32GBのメモリを搭載したハイスペックパソコンにしては珍しくノート型。カフェ・外出先などでも快適に作業ができて便利ですね。第12世代のCore i7を搭載しているので性能も抜群です。
そのぶん税込で約25万円と少しお高め。『家でしか作業しない』という方はデスクトップ型の方が費用を抑えられるのでおすすめです。
出典元:マウスコンピューター
ユーザーからのレビューは5段階中4.2。ハイスペックなマシンだけあって、APEXなどのFPSゲームを快適にプレイしている方もいるようです。
モニターのサイズは15.6型と少し小さめなので、家で作業orゲームをするとき用に別途モニターもあるといいでしょう。
詳しいスペックや最新価格は公式サイトで確認してくださいね。
『動画編集用PCのメモリは16GBよりも32GBがおすすめな2つの理由』のまとめ
- 快適に動画編集をするなら32GBがおすすめ
- 16GBと32GBのメモリの価格差はたった3千円ほど
- 自分に合ったパソコンで動画編集を始めよう
ここまでお読みいただきありがとうございました!
デスクトップパソコンの場合モニターなどは別売りなので、モニターも一緒に買う方は以下の記事を参考にしてくださいね。