動画編集用パソコンに128GBのメモリは必要?

STEP2:必要な2つのもの 動画編集

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こういったお悩みにお答えします。

動画を編集するにあたって、どのくらいのメモリがあればいいか不安ですよね。特に高画質な動画を扱う場合、いざ編集に取り掛かってから『ソフトが動かない!』なんてことになったら大変です。

この記事では、現役の動画編集ディレクターが

これらについて解説していくので、最後まで読むとあなたに必要なメモリの容量がわかり、余計な出費を防ぐことができます。

この記事を書いた人
シゲル 白背景アイコン
シ ゲ ル
  • 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
  • 副業で動画編集を始め、半年後に月10万円を稼ぎフリーランスに
  • 動画編集者として200本以上を納品
  • 現役の動画編集ディレクターとして活動中

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動画編集におすすめのメモリ容量については以下の記事で詳しく解説しています。

>>動画編集でおすすめのメモリ容量について解説!

動画編集用パソコンに128GBのメモリは必要?

ほとんどの方にとって、動画編集用パソコンのメモリ容量は128GBも要りません。おそらく持て余すだけでしょう。

メモリの容量が大きすぎても特にデメリットはありませんが、購入時の出費がもったいないですよね。

まずは一般的な動画編集者に必要なメモリ容量について解説していきます。

Premiere Proの推奨スペックは16GB

Adobe公式サイト推奨スペック
Adobe公式サイト

動画編集業界でスタンダードなソフトであるAdobe Premiere Proを使ううえで推奨されているメモリ容量は16GB。128GBには遠く及びません。

多くの動画編集者は16GB、もしくは余裕をもって32GBのメモリを使っているのが現状です。

筆者
筆者
私も32GBのメモリを使っています。

4K以上の動画を編集するなら32GB

Adobe公式サイト4K推奨スペック
Adobe公式サイト

先ほどと同じAdobe公式サイトのページですが、扱う動画の画質が4K以上の場合は32GB以上のメモリが推奨となっています。

4Kってなに?
初心者の方
初心者の方

8k画素数比較
出典元:NVIDIA公式サイト

私たちが普段目にすることが多いのはフルHDと呼ばれる画質。これは1920×1080ピクセルの画素数を持っている画像・動画です。

それに対して4Kは3840×2160ピクセルの画素を持っており、縦横それぞれフルHDの2倍。画素数は4倍も差があるのです。その分データ量も大きいので、編集時にはパソコンに大きな負担がかかってしまうことに。

4K動画に対して複雑なエフェクトをかけるような場合はさらに多くのメモリ容量が必要になるため、余裕をもって64GBのメモリを搭載しておくのもいいでしょう。

8K動画を編集+αの作業をする人のみ128GBが有効かも

もしあなたが

  • 8K動画に対して複雑なエフェクトをかけたい
  • 8K動画の編集もしつつ他のアプリも起動したい

こんな希望があるなら、128GBのメモリを検討してもいいかも。

Adobe公式サイト上では、8K動画を編集するにあたって必要なスペックの記載はありません。『4K以上』とひとくくりにされてしまっています。

まあ8K動画の編集をする人なんてごく少数ですからね。

そのため正確な推奨メモリの容量はわかりません。『環境による』『編集内容による』と言ってしまえばそれまでですが

8k画素数比較
出典元:NVIDIA公式サイト

4Kの持つ画素数がフルHDの4倍だったように、8Kの持つ画素数も4Kの4倍。フルHDと比べるとなんと16倍です。

そんな8K動画を、4K動画と同じメモリ容量で快適に編集できると考えるのは楽観的すぎるでしょう。

8K動画を扱うなら64GBのメモリは積んでおきたいところです。

ということは…頻繁に8K動画を編集し、なおかつ複雑なエフェクトも使う方にとっては128GBのメモリが役に立つかもしれません。もちろん64GBで十分な方もいるでしょうけど…。

まとめると『8K動画をゴリゴリ編集するごく一部の動画編集者』のみ128GBの導入を検討すればOK。大半の方は32GB・64GBあたりで十分です。

【16~128GB】容量別のメモリ価格


容量ごとにメモリの価格を比較してみましょう。

容量(GB) 価格(円)
16 6,180
32(16GB×2枚) 9,650
64(32GB×2枚) 20,479
128(32GB×4枚) 40,958

 

近年はメモリもかなり安くなってきており、16GBと32GBの価格差はわずか3千円ほど。64GBでも約2万円と十分に手が届く値段です。

CPUやGPUと比べると安価なパーツなので、予算に余裕があるならケチらず投資していいでしょう。

メモリ容量が少ないせいでCPUやGPUが性能を発揮できない、なんてことになったらもったいないですよね。

なお価格は記事執筆時点のものなので、最新情報はAmazonなどでご確認くださいね。

16GBメモリ

32GBメモリ(16GB×2枚)

64GBメモリ(32GB×2枚)

128GBメモリ(32GB×4枚)

128GBの場合は↑のメモリを2セット(4枚)買うことを想定しています。64GBのメモリ×2枚だとかなり高くなってしまうんですよね。

メモリ以外のパーツのスペックも重要


動画編集用パソコンにはCPU・GPUなどのスペックも重要です。メモリだけが大容量でもその他のパーツがしょぼければ意味がありません。

Adobe公式サイトでは

  • CPU:Intel第7世代以降・AMD Ryzen3000シリーズ以降
  • GPU:4GB以上(4Kなら6GB以上)

Premiere Proの推奨スペックについてこのように記載されています。

特にGPUは性能がピンキリなので、4K・8Kなどの高画質な動画を編集したい方はしっかりと選びたいですね。

128GBメモリ搭載の動画編集パソコン


128GBのメモリを搭載した動画編集用パソコンを紹介します。8K動画の編集をするなど、ハイスペックなマシンを探している方は参考にしてください。

もちろんCPU・GPUも、128GBのメモリに見合った高性能なものを搭載しています。

価格はあくまでも記事執筆時点のものなので、最新情報は公式サイトで確認してくださいね。けっこう目まぐるしく変わるんですよ。

GeForce RTX™ 4090搭載の超ハイエンドパソコン『ZEFT Z35CV』

GeForce RTX™ 4090製品ページ
出典元:パソコンSEVEN公式サイト

  • CPU:Intel Core i9-13900 プロセッサー
  • メモリ:128GB
  • GPU:GeForce RTX 4090

CPUもGPUも現在の最高グレード。文句のつけようがありませんね。お値段も税込70万円以上と、通常の動画編集者には完全にオーバースペックです。笑

通常の動画編集用PCは10万円~20万円くらいなので、かなりの差がありますね。

しかしその分、超高性能。8K動画でも快適に扱うことができるでしょう。FPSなどのゲームに併用するのもいいですね。

目に見えない部分でも、最大でHDD:6台とSSD:8台を搭載することができる収納力。容量が大きい8K動画を保存しておくのに役立ちますね。外付けHDDをいくつもごちゃごちゃと付けなくて済みます。

1年間の無償修理など保証もしっかりしているので、気になる方は一度公式サイトを覗いてみてください。

>>ZEFT Z35CVを見てみる

『動画編集用パソコンに128GBのメモリは必要?』のまとめ

  • 一般的な動画編集者は128GBもいらない
  • 128GBのメモリが必要なのは、8K動画をバリバリ編集する人くらい
  • 自分に合ったパソコンで動画編集を始めよう

ここまでお読みいただきありがとうございました!