【10種類を比較】動画編集におすすめのCPUランキング!【コスパ順】
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こういったお悩みにお答えします。
スムーズに動画編集をするためにはそこそこ高いスペックのCPUが必要です。しかし高性能なCPUは価格も高くなりがちなので、コスパは下がってしまうことも。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが
- 動画編集に必要なCPUのスペック
- 動画編集用CPUのコスパの測り方
- 動画編集におすすめのCPUランキング
- 動画編集にはIntelとRyzenどっちがいい?
- 動画編集用パソコンはメモリ・GPUも重要
- 動画編集におすすめのパソコン5選
これらについて解説していくので、最後まで読むとあなたに合ったCPUを搭載したパソコンで動画編集を始めることができます。
- 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
- 副業で動画編集を始め、半年後に月10万円を稼ぎフリーランスに
- 動画編集者として200本以上を納品
- 現役の動画編集ディレクターとして活動中
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動画編集に必要なCPUのスペック
まずはじめに動画編集をするうえで最低限必要なCPUのスペックを確認していきましょう。いくら安くてコスパがいいCPUでも、スペック不足でソフトが動かなかったら本末転倒ですからね。
動画編集用に必要なCPUは
- Intel第7世代以降・AMD Ryzen3000シリーズ以降
このスペックを満たしているものを選びましょう。
これはAdobe公式ページでPremiere Proの推奨スペックとして示されているものです。
Adobe Premiere Proは動画編集業界で最もスタンダードなソフト。動画編集で稼ぎたいならきっとこのソフトを使うことになるでしょう。
今のところPremiere Proを使う予定がない方もこのスペックは押さえておきたいところ。私もはじめは他のフリーソフトで動画編集を始めたのですが『フリーソフトじゃ稼げないんだ…』と気づき、結局Premiere Proに乗り換えました。
もし途中で編集ソフトを変えてもパソコンはそのまま使えるように、このスペックを満たしたものを買っておくのがおすすめです。
動画編集用CPUのコスパの測り方
動画編集用CPUのコストパフォーマンスを測ることは難しいです。
CPU単体のスペックを比較しても、それがそのまま動画編集時のパフォーマンスを表しているとは限りません。ざっくりした説明になりますが、動画編集に向いているCPU・向いていないCPUもありますからね。
そのため、実際に動画編集用ソフトを使ってパフォーマンスを計測する必要があるのです。もちろん、このときメモリ・GPUなどのパーツや使用ソフトは同じであることも必要です。
そんな環境を準備するのはとても大変ですよね。
とても一個人では用意できないので、この記事ではPuget Systemsの検証結果を参考にしています。
出典元:Puget Systems
Puget Systemsは10種類のCPUで動画編集用ソフト『Adobe Premiere Pro』を使用したときのパフォーマンスを計測しているサイト。同じ環境で実際に動画編集ソフトを動かした結果なので信頼性は抜群です。
このデータを基にコスパを計算していきます。
動画編集におすすめのCPUランキング
動画編集におすすめのCPUランキングをコスパ順にまとめたものが以下の表です。価格は記事執筆時点のものなので、最新価格はAmazonなどで確認してくださいね。
CPU | Premiere Proの パフォーマンススコア |
価格 | コスパ (パフォーマンス/価格) |
AMD Ryzen5 5600X | 723 | 23,717円 | 0.030 |
AMD Ryzen7 5800X | 843 | 33,000円 | 0.026 |
Intel Core-i5 12600K | 992 | 44,199円 | 0.022 |
AMD Ryzen9 5900X | 945 | 45,226円 | 0.021 |
Intel Core-i7 12700K | 1064 | 51,205円 | 0.020 |
Intel Core-i5 11600K | 819 | 41,980円 | 0.020 |
Intel Core-i7 11700K | 902 | 48,980円 | 0.018 |
Intel Core i9-12700K | 1212 | 70,479円 | 0.017 |
Intel Core i9-11900K | 905 | 61,980円 | 0.015 |
AMD Ryzen9 5950X | 1005 | 79,000円 | 0.013 |
Ryzen5・Ryzen7・Core i5など価格が低めのCPUの方がコスパが良い、という結果となりました。
初期費用を抑えたい方はRyzen5・Ryzen7などコスパがいいCPUを、性能を重視したい方はRyzen9・Core i9などハイスペックなCPUを選ぶのがおすすめです。
おすすめのコア数
個人的におすすめなのはコア数6~12のCPU。具体的には
- Intel製:Core i5・Core i7
- AMD製:Ryzen5・Ryzen7
あたりの製品がコスパと性能のバランスが取れていて良しです。特にRyzen7・Core i7あたりならそこそこ長く第一線で活躍してくれるでしょう。
一方、動画編集のためだけであればCore i9はあまりおすすめしません。上の表にもあるようにコスパがかなり悪いですからね。FPSなどのゲームにも使いたい方向けのイメージ。
CPUのおすすめコア数に関する詳しい解説は以下の記事をお読みください。
動画編集にはIntelとRyzenどっちがいい?
CPUの世界的なシェアはIntel製のCoreシリーズとAMD製のRyzenシリーズの2強。全体の約70%がIntel・30%がRyzenといったイメージです。
この2種類は
- 動作のパフォーマンスを重視したい方:Intel
- 価格を重視したい方:Ryzen
こんな感じで選び分けるのがおすすめ。特にRyzenシリーズは発売後に大きく値下がりすることが多く、コスパに優れる製品です。
上の表でもRyzen5・Ryzen7はかなり価格が低いため、そのぶんコスパが高くなっています。お金を有効に使いたい方にはRyzen5・Ryzen7がおすすめ。
IntelとRyzenの比較について詳しくは以下の記事で解説しています。
Intel Coreシリーズなら第12世代を選ぼう
『予算に余裕があるのでハイスペックなCPUがいいな』という方はIntelがおすすめですが、購入時にはコア数だけでなく世代も重要。
世代が新しいほど1つ1つのコアの性能が高くなっていくのです。
上の表からIntel Core i5とi7だけを抜き出すと
CPU | Premiere Proの パフォーマンススコア |
価格 | コスパ (パフォーマンス/価格) |
Intel Core-i5 12600K | 992 | 44,199円 | 0.022 |
Intel Core-i7 12700K | 1064 | 51,205円 | 0.020 |
Intel Core-i5 11600K | 819 | 41,980円 | 0.020 |
Intel Core-i7 11700K | 902 | 48,980円 | 0.018 |
第11世代(11600K・11700K)と第12世代(12600K・12700K)を比べると、パフォーマンスには大きな差があります。その一方、価格の差は数千円程度。
第12世代の方がコスパがよくなるのは当然ですね。
今から購入するなら、わざわざ第11世代を選ぶ理由はなさそう。第12世代か(表にはありませんが)最新モデルの第13世代を選ぶのがおすすめです。
Intel Core i5・i7については以下の記事で詳しく解説しています。
予算が厳しい方はRyzenシリーズを選ぼう
Intel Coreシリーズより安く手に入るのがRyzenシリーズの魅力。初期投資を抑えたい方におすすめです。
その分パフォーマンスはIntel Coreシリーズより少し落ちる傾向にあるので、どちらを重視するかで選びましょう。
RyzenシリーズにはRyzen9・Ryzen7・Ryzen5などのモデルがあります。
CPU | Premiere Proの パフォーマンススコア |
価格 | コスパ (パフォーマンス/価格) |
AMD Ryzen5 5600X | 723 | 23,717円 | 0.030 |
AMD Ryzen7 5800X | 843 | 33,000円 | 0.026 |
AMD Ryzen9 5900X | 945 | 45,226円 | 0.021 |
AMD Ryzen9 5950X | 1005 | 79,000円 | 0.013 |
コスパがいいのはRyzen5 → Ryzen7 → Ryzen9の順。価格と性能のどちらを重視するかで決めましょう。
それぞれのシリーズや選び方については以下の記事で詳しく解説しています。
>>動画編集できるスペックを持つRyzen搭載のおすすめPC9選!
動画編集用パソコンはメモリ・GPUも重要
ここまでCPUについて解説してきましたが、動画編集にはメモリやGPUのスペックも重要です。
Adobe公式ページでPremiere Proの推奨スペックを確認すると
- メモリ:16GB
- GPU:4GB
このように記載されています。メモリやGPUが低スペックだと、CPUがいかに高性能でもその能力を十分に発揮できません。
これから動画編集を始める方は、メモリ・GPUのスペックにも気をつけてパソコンを選びましょう。
メモリやGPUについて詳しくは以下の記事で解説しています。
>>【Adobe Premiere Pro】動画編集用PCの推奨スペック3項目!
動画編集におすすめのパソコン5選
動画編集におすすめのパソコンを5つ紹介していきます。CPUはもちろん、メモリやGPUも十分なスペックを持っているので安心して動画編集に使ってください。
価格はあくまでも記事執筆時点のものなので、最新情報は公式サイトで確認してくださいね。けっこう目まぐるしく変わるんですよ。
コスパ最強のCore i7搭載ノートパソコン『Lenovo IdeaPad Gaming 370i』
出典元:Lenovo公式サイト
Lenovo IdeaPad Gaming 370iLenovo製のコスパ最強ノートパソコン。
出典元:Lenovo公式サイト
- CPU:第12世代のCore i7
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce® GTX3060(6GB)
第12世代のcore-i7で動画編集もサクサク。このスペックで価格は税込174,790と、Core i7のパソコンとしては破格なのもうれしいですね。
出典元:Lenovo公式サイト
ユーザーの評価も5段階で4.6と高評価。クリエイター向けのマシンで、『Adobeを使いたくて購入を決めた』という方もいるほどです。
外出先でも動画編集をしたい方は真っ先に検討してみてください。
>>Lenovo IdeaPad Gaming 370iのセール状況を見てみる
第13世代のCore i5でサクサク動画編集『Lenovo Legion Tower 5i Gen 8』
出典元:Lenovo公式サイト
最新第13世代のCPUと大容量のGPUを搭載したデスクトップパソコン。
出典元:Lenovo公式サイト
- CPU:第13世代のCore i5
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce® RTX3050(8GB)
Lenovo IdeaPad Gaming 370iよりも余裕のあるスペックで、快適に動画編集ができるでしょう。これだけのハイスペックを持ちながら、価格はなんと税込146,608円と超お買い得!。
デスクトップ型なので持ち運びはできませんが、自宅で作業する方には問題なし。出先で作業をする予定がないならLenovo Legion Tower 5i Gen 8を真っ先に検討しましょう。
>>Legion Tower 5i Gen 8のセール状況を見てみる
Ryzen5:コスパ最強ノートパソコン『Lenovo IdeaPad Gaming 370』
出典元:Lenovo公式サイト
1つ目にも紹介したLenovo製のコスパ最強ノートパソコン。こちらはRyzen5が搭載されているモデルです。
出典元:Lenovo公式サイト
Ryzen5 6000シリーズのCPUと16GBのメモリ、4GBのGPUで快適に動画編集ができる1台。ノート型なので持ち運びができるのもうれしいですね。
ノート型はデスクトップ型よりも価格が高くなりがちなのですが、Lenovo IdeaPad Gaming 370の価格はなんと税込124,850円!とんでもなくコスパが良い製品です。
会社やカフェ・コワーキングスペースなど、外出先で動画編集をしたい方には特におすすめです。
>>公式サイトでLenovo IdeaPad Gaming 370を見てみる
Ryzen7:自宅だけで作業をする方向け『ZEFT R37SC』
Ryzen7 5700を搭載したデスクトップ型の動画編集用パソコン。メモリもGPUも十分なスペックを持ち、スムーズに動画編集を始めることができるでしょう。
価格も税込135,800円とかなりお買い得。1つ目に紹介したIdeaPad Gaming 370とほとんど同額ですね。
『外で作業はしないからデスクトップ型のほうがいいな』という方はぜひZEFT R37SCを検討してみてください。
Ryzen9:格安デスクトップパソコン『ZEFT RA2E』
- CPU:Ryzen™ 9 5900X
- メモリ:16GB
- GPU:4GB
Ryzen™ 9 5900Xを搭載しているにもかかわらず、お値段はなんと税込181,280円!20万円未満でRyzen9搭載のパソコンを手に入れることができます。
しかしCPU以外の性能はPremiere Proの推奨スペックギリギリ。高画質の動画を編集しようとすると、メモリやGPUの不足が原因でカクつきそうな予感が…。
『メモリ・GPUくらいなら自分で増設できるよ』という方向けですね。
ユーザーからの評価は段階で4.89と高評価!納品が速いことも好評です。
初期投資を抑えて、格安でRyzen9搭載パソコンを購入したい方はぜひ検討してみてください。
『【10種類を比較】動画編集におすすめのCPUランキング』のまとめ
- 低価格モデルほどコスパが高い傾向
- 価格と性能のどちらを優先したいかで選ぼう
- 迷ったらCore i7あたりが無難
ここまでお読みいただきありがとうございました!
どうしてもパソコンを選べない方は、一番はじめに紹介したLenovo IdeaPad Gaming 370iがおすすめ。
コスパと性能のバランスがいいIntel Core i7搭載で、費用を抑えつつ快適に動画編集が楽しめるでしょう。パソコンの価格は目まぐるしく変わるので、現在の価格だけでも確認してみてください。