動画編集にはIntelとRyzenどっちがいい?
- ※当ブログはアフィリエイト・アドセンスによる収益で運営されています。
- 動画編集用PCって、CPUはどっちがいいんだろう
- IntelとRyzenって違いはあるの?
- なるべく出費を抑えつつ動画編集を始めたい!
こういったお悩みにお答えします。
動画編集用PCを買うとき、IntelとRyzenどっちのCPUにしたらいいか分からないですよね。
でも適当に選んでしまうと『ほかのCPUにしておけばよかったな…』なんて後悔するかも…。CPUは後から交換・増設することが難しいですからね。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが
- 動画編集にはIntelとRyzenどっちがいい?
- IntelとRyzenのパフォーマンスを比較
- 動画編集用パソコンはメモリ・GPUも重要
- 動画編集用パソコンはコスパ重視で選ぼう!
- Intel搭載のおすすめ動画編集用パソコン
- Ryzen搭載のおすすめ動画編集用パソコン
これらについて解説していくので、最後まで読むことでIntelとRyzenのどちらが動画編集に適しているかが分かります。
はじめに結論ですが、パフォーマンスを重視したい方はIntel coreシリーズ・価格を重視したい方はAMD Ryzenシリーズがおすすめです。
- 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
- 副業で動画編集を始め、半年後に月10万円を稼ぎフリーランスに
- 動画編集者として200本以上を納品
- 現役の動画編集ディレクターとして活動中
>>プロフィール
>>Twitterはこちら
動画編集にはIntelとRyzenどっちがいい?
はじめに結論ですが
- 動作のパフォーマンスを重視したい方:Intel
- 価格を重視したい方:Ryzen
こんな感じで選び分けるのがおすすめです。
動作のパフォーマンスを重視したい方:Intel
『Intel core i7とAMD Ryzen7』など同じコア数のCPUを比較すると、Intelのほうが動画編集時のパフォーマンスに優れています。
Adobe Premiere Proのパフォーマンスを測定しているPuget Systemsというサイトを見てみましょう。実際に動画編集をするときのスムーズさが判断できる、とてもありがたいサイトです。
Intelのcoreシリーズは第11世代(11700Kなど)と第12世代(12700Kなど)、AMDのRyzenシリーズは第5世代(5600Xなど)をピックアップして比較しています。
測定結果は以下のとおり。
※Puget Systemsを参考に作成。
『core i5とRyzen5』『core i7とRyzen7』など同じコア数のCPUを比較してみると、それぞれIntelがRyzenを上回っているという結果です。
core i7とRyzen7を抜き出してみると
CPU | Premiere Proの パフォーマンススコア |
Intel Core i7 12700K | 1064 |
Intel core i7 11700K | 902 |
AMD Ryzen7 5800X | 843 |
Intel第11世代(11700K)とRyzen 5800Xを比べると、わずかに11700Kが上。第12世代(12700K)とRyzen 5800Xを比べると15%ほどの差がついています。なおcore i5やcore i9でも同じような傾向です。
『RyzenシリーズよりもcoreシリーズのほうがPremiere Proをスムーズに動かせる』と言えるでしょう。
Intel coreの世代にも注目
Intelのcoreシリーズを購入する場合はその世代にも注目しましょう。第11世代から第12世代にかけて大きく性能が向上しています。
上の表でも、第12世代のIntel Core i7 12700Kと第11世代のIntel core i7 11700Kの差は(1064 – 902 =)162と大きな差がついています。『Intel core i7 11700KとRyzen7 5800Xの差』の3倍近いんですよね。
これからパソコンを買うなら、第11世代のcoreを選ぶメリットは少ないでしょう。メーカーやコア数だけでなく、世代にも注目して選びたいですね。
価格を重視したい方:Ryzen
価格を重視したい方はRyzenがおすすめ。一般的に、RyzenのほうがIntelよりも価格が下がるのが速いです。
先ほども比較した『Intel corei7 12700K』と『Intel corei7 11700K』、『AMD Ryzen7 5800X』の価格を比較してみましょう。なお価格は記事執筆時点のものなので、最新価格はAmazonなどで確認してくださいね。
ついでに、パフォーマンスの値を価格で割ってコスパも計算してみます。
CPU | Premiere Proの パフォーマンススコア |
記事執筆時の価格 @Amazon |
コスパ (パフォーマンス/価格) |
Intel corei7 12700K | 1064 | 51,991円 | 0.020 |
Intel corei7 11700K | 902 | 48,980円 | 0.018 |
AMD Ryzen7 5800x | 843 | 37,100円 | 0.023 |
AMD Ryzen7 5800xが圧倒的に最安。コスパ面も一番優れているという結果です。
Ryzenシリーズは十分に動画編集できるスペックを持っているので、出費を抑えたい方におすすめですね。一方、『高画質の動画を編集したい』などパフォーマンスにこだわりたい方は第12世代のIntel coreシリーズのほうがいいでしょう。
これからPCを購入する方は、第11世代のIntel coreシーズは避けたほうが賢明かもしれません。第12世代とく比べてパフォーマンスが大きく下がるのに価格はそれほど変わらないですから。
動画編集用パソコンはメモリ・GPUも重要
ここまでCPUについて解説してきましたが、動画編集にはメモリやGPUのスペックも重要です。
Adobe公式ページでPremiere Proの推奨スペックを確認すると
- メモリ:16GB
- GPU:4GB
このように記載されています。メモリやGPUが低スペックだと、CPUがいかに高性能でもその能力を十分に発揮できません。
これから動画編集を始める方は、メモリ・GPUのスペックにも気をつけてパソコンを選びましょう。
メモリやGPUについて詳しくは以下の記事で解説しています。
>>【Adobe Premiere Pro】動画編集用PCの推奨スペック3項目!
動画編集用パソコンはコスパ重視で選ぼう!
これから動画編集用パソコンを購入する方は、なるべく安くてコスパがいいマシンを買うのがおすすめ。
その理由は簡単で、動画編集をやめてしまったときのダメージが少なくて済むからです。
せっかく動画編集を始めても、途中でやめていく人がたくさん。私もそんな動画編集初心者の方をたくさん見てきました。
あなたが動画編集を挫折するどうかかなんて誰にもわかりません。もし動画編集をやめたら、ネットサーフィンくらいにしかパソコンを使わなくなってしまう方も多いでしょう。
超高額なパソコンで動画編集を始めてしまうと、かなりもったいないですよね。
動画編集ソフトを快適に動かせる範囲で、なるべく安めのパソコンを選んでおきましょう。
なお、高画質な動画編集に対応できるハイスペックパソコンをお探しの方は以下の記事をお読みください。
Intel搭載のおすすめ動画編集用パソコン
動画編集におすすめのIntel搭載パソコン3選を紹介します。もちろんすべてPremiere Proの推奨スペックを満たしている製品。スムーズに動画編集をスタートしたい方は参考にしてみてください。
価格はあくまでも記事執筆時点のものなので、最新情報は公式サイトで確認してくださいね。けっこう目まぐるしく変わるんですよ。
コスパ最強の動画編集用ノートパソコン『Lenovo IdeaPad Gaming 370i』
出典元Lenovo公式サイト
Lenovo製のコスパ最強ノートパソコンです。
出典元Lenovo公式サイト
- CPU:第12世代のcore-i5
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce® RTX™ 3050(4GB)
これらのパーツが搭載されており、快適にPremiere Proを動かせるスペックを持っています。そのうえで価格は税込139,810円ととてもコスパの良いノートパソコン。
会社やカフェなど、外出先でも動画編集をしたい方には特におすすめです。
モニターは16型と一般的なサイズなので、自宅で作業をする方は27インチくらいのモニターも一緒に購入しておくといいかもしれません。大画面のほうがミスも減りますし、目にも優しいですからね。
おすすめの動画編集用モニターは以下の記事にまとめてあるので、パソコンと一緒に購入する方は参考にしてください。
出典元Lenovo公式サイト
ユーザーも口コミは5段階中4.6と高評価。
出典元Lenovo公式サイト
『Adobeを使いたくて購入を決めました』という方もいらっしゃいますね。使いやすくて満足しているようです。
あなたもLenovo IdeaPad Gaming 370iで出費を抑えながらPremiere Proを使いこなしてみませんか?
>>公式サイトでLenovo IdeaPad Gaming 370iを見てみる
【2/8までセール】お得なデスクトップ『G-Tune PL-B』
出典元:マウスコンピューター公式サイト
最後はマウスコンピューターで期間限定セール中のパソコン。
- CPU:第12世代のcore-i5
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce® GTX1650(4GB)
1つ目に紹介したノート型のLenovo IdeaPad Gaming 370iと同程度のスペックです。価格も税込139,800円とほぼ同額。
なるべく安いデスクトップパソコンを探している方におすすめです。
セール期間は2/8までなので、気になる方はなるべく早めにチェックしてみてくださいね。
ワンランク上のスペックを持つ『Lenovo Legion T570i』
出典元:Lenovo公式サイト
『もっとハイスペックなパソコンがほしい』という方向けの1台。
出典元:Lenovo公式サイト
- CPU:第12世代のcore-i7
- メモリ:16GB
- GPU:GeForce® GTX3060(12GB)
第12世代のcore i7と12GBのGPUを搭載しており、余裕のあるスペックで動画編集も快適に。
GPUが特に高性能なので、がっつりゲームをしたい方にもおすすめですね。
これだけのハイスペックで価格は税込195,800円ととてもお買い得!GPUだけで5~6万円しますからね。
出典元:Lenovo公式サイト
ユーザーのレビューも4.5と好評。やはり『コスパが良い』との意見が多いですね。
予算に余裕があってワンランク上のパソコンを探している方は検討してみてください。
Ryzen搭載のおすすめ動画編集用パソコン
RyzenはIntel coreシリーズよりも価格が安いのがメリット。初期投資を抑えたい方におすすめです。
以下の記事ではRyzen5・Ryzen7・Ryzen9それぞれ3つずつ、合計9つのおすすめパソコンを紹介しています。
>>動画編集できるスペックを持つRyzen搭載のおすすめPC9選!
『動画編集にはIntelとRyzenどっちがいい?』のまとめ
- パフォーマンス重視ならIntelがおすすめ
- 出費を抑えたいならRyzenがおすすめ
- あなたに合ったパソコンで動画編集を始めよう!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
紹介したパソコンの中で私が1つだけおすすめを選ぶとしたら、Lenovo IdeaPad Gaming 370iですね。
動画編集に十分なスペックを持ちながら約13万円ととてもお得なので、これから動画編集を始める方は検討してみてください。