4K動画の再生に必要なPCスペックは?
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- 4Kの動画を再生するにはどのくらいのPCを買えばいい?
- 自分のPCでも4K動画を再生できるのかな…?
- 再生でだけじゃなく、編集する場合はどうなの?
こういったお悩みにお答えします。
4Kの動画を再生するのにはPCにどれくらいのスペックが必要になるのでしょうか。
いざ再生したら『画面がカクカクで動かない!』なんてことになったら困りますよね。
この記事では、現役の動画編集ディレクターが
- 4K動画を再生できるPCスペックの定義は難しい
- 4K動画の再生に必要なPCスペックを解説
- 4K動画を再生するためにはモニターも必要
- 4K動画の編集には高スペックPCが必要
- 動画編集用パソコンはコスパ重視で選ぼう!
- 4K動画の編集におすすめのPC3選!
これらについて解説していくので、最後まで読むことで4K動画を再生するために必要なPCのスペックが分かりますよ。
結論としては、4K動画を再生するだけなら高スペックのPCは必要ありません。一方、4K動画を編集するとなると、必要なスペックが爆上がりしてしまいます。目的に合ったPCを選びたいですね。
- 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
- 副業で動画編集を始め、半年後に月10万円を稼ぎフリーランスに
- 動画編集者として200本以上を納品
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4K動画を再生できるPCスペックの定義は難しい
はじめに結論ですが、4K動画を再生するために必要なPCのスペックは『はっきりとした線引きがない』という状態です。
CPU・メモリ・GPUなどの性能はもちろん、使用環境によっても変わってきますからね。
人によって『再生できる』という言葉の定義があいまいなことも線引きが難しい原因です。再生中にちょっとでもカクついたらアウトだと思う人もいれば、あまり気にしない人もいるでしょう。
各PCメーカーも『このPCなら4Kを再生できます!』と断言しづらいため、ユーザーとしてはよく分からない状況が続いているのです。
4K動画の再生に必要なPCスペックを解説
『4Kを再生できるスペックは定義しづらい』と言っても、ある程度の目安くらいは知りたいもの。パーツごとに4Kへの対応状況を詳しく見ていきましょう。
CPU:Intel第4世代以降
Intel公式サイトに行くと、各CPUのスペックを見ることができます。
この一覧の中で最も古い第4世代の仕様を見てみると
接続方法によりますが、HDMIでつないだ場合などは4Kに対応しています。(※正確にはCPUと一体になっているオンボードGPUの話なのですが、細かいことは割愛します。)
第4世代のCPUが発売されたのは2013年。つまり、10年以内に発売されたPCであればCPUは4K対応であると言えそうです。
メモリ:4GB以上
メモリについてはCPUよりもあいまいで基準がはっきりしません。私の家にあるメモリ4GBのPCでも4K動画を視聴することができたため、とりあえず『4GBあれば問題ない』とは言えるでしょう。
そして『4GBで問題ない』ということは『ほとんどのPCで問題ない』ということ。なぜなら、現在販売中のPCでメモリが2GB以下のものはほとんどありません。
1万円台で販売されている格安中古ノートPCですら4GB・8GBのメモリが積まれています。問題なく4K動画を視聴できるでしょう。
よほど古いPCを買おうと考えている方以外はあまり気にする必要はなさそうです。
GPU:ここ10年以内の製品
GPUに関しては、CPUと一体になっている場合と独立している場合の二通りがあります。しかしどちらのケースも『ここ10年以内のものであれば4K対応している』というのがおおよその目安。
2013年発売の製品であれば4K対応のものがほとんどでした。それより古い製品については情報も古く調べるのが難しいかったのですが、2010年あたりに発売された製品は対応していないものが多いようです。
現在販売されているPCを購入するうえではGPUの性能を気にする必要はないでしょう。4K対応していないものを買おうと思ったら、中古のジャンク品くらいになるのでは…。
4K動画を再生するために必要なスペックはとても低い
ここまでをまとめると、PCで4K動画を再生するために必要なスペックは
- CPU:Intel第4世代以降
- メモリ:4GB以上
- GPU:ここ10年以内の製品
このような感じです。どのパーツも2013年くらいから4K対応してきたような印象を受けました。
これからPCを購入しようと思っている方は、よほど古い製品をわざわざ探さない限り4K動画の視聴で困ることはないでしょう。
用途が4K動画の視聴とネットサーフィンくらいであれば、値段重視で選んで良さそうですね。
4K動画を再生するためにはモニターも必要
あなたがPCで4K動画を視聴するためには、4K対応のモニターも所有している必要があります。
残念ながら、販売されているモニターの多くは4Kに対応していません。値段重視でモニターを購入した方は、きっと4K非対応の製品が手元にあることでしょう。
お使いのモニターの解像度を確認する方法は
デスクトップで右クリック → ディスプレイ設定をクリックしましょう。
少し下にスクロールすると『解像度』の項目があり、現在の解像度が表示されています。
プルダウンをクリックすると、設定できる解像度の一覧が表示されるはず。このなかに4K(3840×2160)の選択肢があれば4Kに対応しているモニターです。
上の画像のように1920×1080までであれば4K非対応。残念ながら4Kの画質で動画を見ることはできません。
4K画質で見たい方は、しっかりと高画質に対応している製品を選びましょう。
おすすめの4Kモニター3選
コスパが良い4Kモニターを3つ紹介します。まだ4Kモニターをお持ちでない方は参考にしてくださいね。
激安な4K対応モニター Z-EDGE U27P4K
製品名 | U27P4K |
メーカー | Z-EDGE |
価格 | 29,980円 |
サイズ | 27インチ |
口コミ(Amazon) | ☆4.1(139件) |
4K対応の27インチモニターで3万円未満という圧倒的な安さ。この値段でもしっかりとブルーライトカットやフリッカーフリー機能も搭載。目にも優しいのがうれしいですね。
ちょっと角度調節がしにくいのと、有名メーカー製ではないのが気になるところでしょうか。
『4Kモニターははじめて』という方や初期投資を抑えたい方におすすめの1台です。
HDR対応モニター! LG 27UL500-W
製品名 | 27UL500-W |
メーカー | LG |
価格 | 43,334円 |
サイズ | 27インチ |
口コミ(Amazon) | ☆4.3(1,060件) |
こちらはHDR対応の4Kモニター。HDRに対応したモニターは輝度(陰影)を幅広く表現することが可能です。
出典元:LG公式サイト
実際に人間が目にする景色と同じような映像を映し出すことができるため、風景の美しさなどを伝える動画を編集・視聴したい方向きですね。
無料出張サポートや3年保証など、サポートが充実しているのもうれしいところ。
信頼と実績のモニター Dell S2721QS
製品名 | S2721QS |
メーカー | Dell |
価格 | 51,800円 |
サイズ | 27インチ |
口コミ(Amazon) | ☆4.5(8,071件) |
8,000件以上の口コミがあり☆4.5と超高評価なモニター。高さ調整や首振りなど、あなたが作業しやすい角度に設置することができます。余計なアームなどを買いたくない方にはうれしいですね。
色域のカバー率は99%を誇り、幅広い色を表現できます。メーカーもDellということで安心感がありますね。こちらも3年保証付き。
4K動画の編集には高スペックPCが必要
4K動画を再生するためには高いスペックのPCは必要ありませんでした。しかし動画編集となるとまったく話が別です。
4K動画を編集するには15~25万円ほどの高スペックPCが必要。購入時にはしっかりとスペックを確認して選びたいですね。
Adobe公式サイトで推奨スペックを確認
動画編集業界でスタンダードなソフトであるAdobe Premiere Proでは、4K動画を編集するためにどのくらいのスペックが必要なのでしょうか。
Adobe公式サイトによると
- CPU:Intel第7世代以降(HD、4K以上)
- メモリ:32GB以上(4K以上)
- GPU:6GB以上(4K以上)
このように推奨スペックが記載されています。
4K動画の編集に必要なスペックについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事も合わせてお読みください。
動画編集用パソコンはコスパ重視で選ぼう!
これから動画編集用パソコンを購入する方は、なるべく安くてコスパがいいマシンを買うのがおすすめ。
その理由は簡単で、動画編集をやめてしまったときのダメージが少なくて済むからです。
せっかく動画編集を始めても、途中でやめていく人がたくさん。私もそんな動画編集初心者の方をたくさん見てきました。
あなたが動画編集を挫折するどうかかなんて誰にもわかりません。もし動画編集をやめたら、ネットサーフィンくらいにしかパソコンを使わなくなってしまう方も多いでしょう。
超高額なパソコンで動画編集を始めてしまうと、かなりもったいないですよね。
動画編集ソフトを快適に動かせる範囲で、なるべく安めのパソコンを選んでおきましょう。
なお、高画質な動画編集に対応できるハイスペックパソコンをお探しの方は以下の記事をお読みください。
4K動画の編集におすすめのPC3選!
4K動画をサクサク編集できるスペックを持つおすすめのPCを3つ紹介します。価格はあくまでも記事執筆時点のものなので、最新情報は公式サイトで確認してくださいね。けっこう目まぐるしく変わるんですよ。
コスパ最強の4K動画編集用PC『G-Tune HM-B』
出典元:マウスコンピューター公式サイト
- CPU:Intel Core™ i7-11700F
- メモリ:32GB
- GPU:GeForce RTX™ 3060(12GB)
CPUはi7の第11世代・メモリは32GB・GPUは12GBと4K動画の編集にも対応できるスペックを持ちながら税込219,800円で購入できるコスパ最強のパソコン。
出典元:マウスコンピューター公式サイト
ユーザーのレビューでも5段階中4.9と超高評価!
出典元:マウスコンピューター公式サイト
『動画の編集等もするのですが、とても快適に動作してくれます』という口コミもあり、安心して選べますね。
出費を抑えつつ4K動画編集用のPCを手に入れたい方におすすめです。
>>公式サイトでG-Tune HM-Bのセール状況を見てみる
ワンランク上のスペックを持つ『G-Tune HM-B-3060Ti-LC』
出典元:マウスコンピューター公式サイト
- CPU:Intel Core™ i7-12700F
- メモリ:32GB
- GPU:GeForce RTX™ 3060 Ti(8GB)
1つ目に紹介したG-Tune HM-Bと比べてCPU・GPUのランクがアップした1台。
特にCPUについては、第11世代から第12世代にかけて大きく性能が向上しています。4K動画+複数のエフェクトを使用するなど、よりハイスペックなPCがほしい方におすすめですね。
そのぶん価格は税込み279,800円と、G-Tune HM-Bよりも6万円アップしています。お財布とも相談しながら選びましょう。
出典元:マウスコンピューター公式サイト
こちらも5段階中4.7とレビュー結果は上々。ゲーマーやクリエイターから高い評価を受けています。
>>公式サイトでG-Tune HM-B-3060Ti-LCのセール状況を見てみる
外出先でも4K動画編集ができる『DAIV 5N』
出典元:マウスコンピューター公式サイト
- CPU:Intel Core™ i7-12700H
- メモリ:32GB
- GPU:GeForce RTX™ 3060 Laptop GPU(6GB)
4K動画の編集にも対応できる貴重なノートパソコン。いざというときに持ち運べるのがうれしいですね。
価格は税込239,800円とかなりコスパのいい1台。
会社やカフェなど外出先でも動画編集をしたい方におすすめです。
出典元:マウスコンピューター公式サイト
ユーザーのレビューも4.3とまずまずの高評価。4K動画の編集ができるほどのスペックを持つノートPCは珍しいので、気になる方はお見逃しなく。
『4K動画の再生に必要なPCスペックは?』のまとめ
- 4K動画を再生するだけなら、現在販売されているほとんどのPCで可能
- むしろ4K動画を再生できないPCを探すほうが大変
- 4K動画の編集となると高スペックPCが必要
ここまでお読みいただきありがとうございました!
紹介したパソコンの中で私が1つだけおすすめを選ぶとしたら、G-Tune HM-Bですね。
4K動画編集に十分なスペックを持ちながら約22万円ととてもお得なので、これから動画編集を始める方は検討してみてください。