【Premiere Pro】きれいにクロマキー合成するための3STEP!

STEP5:月10万円までのテクニック集 動画編集

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  • クロマキー合成ってそもそも何?
  • 背景を合成してくれって頼まれたんだけど、やり方がわからない・・・
  • クロマキー合成をするときに気をつけることはある?

こういったお悩みにお答えします。

YouTube動画を見ていると、実際の撮影場所とは違う画像・動画が背景になっているものがよく見られます。

このような動画は元々グリーンバック(緑色の背景)で撮影され、クロマキー合成という方法で背景が合成されています。

つまり、クロマキー合成ができないとそれらの案件には対応ができません。

この記事では、初心者の方向けにきれいにクロマキー合成するための3STEPについて解説しますので、最後まで読むことでクロマキー合成の仕組みや手順が分かります。

【結論】クロマキー合成の手順はとても簡単です

筆者
筆者
その分しっかりと時間をかけて調整しましょう。
この記事を書いた人
シゲル 白背景アイコン
シ ゲ ル
  • 会社員に絶望し、退職届を叩きつけることを決意
  • 動画編集を始め、半年後には月10万円を達成
  • 動画編集者として200本以上を納品

 

他にも月10万円達成までに知っておきたいテクニック・ノウハウはこちらの記事で解説しています。

>>初案件獲得~月10万円までのテクニック・ノウハウ集!

クロマキー合成とは、色を基準に背景を透過させる方法

8色のキャンパス

クロマキーとは、英語で書くと『chroma(クローマ)key(キー)』となります。

chromaは『色』を表しますので、キーとなる特定の色を透過させ別の背景を合成する方法のことを指します。

なんか難しそうですね。
初心者の方
初心者の方
筆者
筆者
『指定した色を透明にできる』
と覚えておけば十分です。

この技術を利用して

  1. 背景が緑色の状態(グリーンバック)で撮影
  2. その後、クロマキー合成で好きな背景に変える

ということがテレビやYouTubeなどでよく行われています。

緑の背景で踊っている動物
こういったグリーンバックの動画素材に対して、クロマキーで緑色を透過させ

クロマキー合成完了
好きな背景に合成することができます。

背景って緑色じゃないとダメ?
初心者の方
初心者の方
筆者
筆者
肌色と反対の色が望ましいです。

クロマキー自体はどんな色でも透過させることが可能ですが、出演者の顔や手まで透過されてしまっては困りますよね。

例えば背景が赤や黄色だと、肌色と同系色のため顔や手まで透過されやすくなってしまいます。

そのため、肌色の反対色である緑色がよく使われています。

クロマキー合成の手順

カラフルな街並み
それでは、実際にPremiere Proでクロマキー合成をしていきます。

緑の背景で踊っている動物
動物が踊っているフリー動画に

草原の夕焼けの写真
この背景を合成していきます。

Ultraキーの適用
まずは、エフェクトで『キーイング』を検索し、『Ultraキー』を動画素材にドラッグ・アンド・ドロップしましょう。

Ultraキーのエフェクトコントロール
左側のソースモニターにもUltraキーのエフェクトが追加されます。

スポイトツールの選択
『キーカラー』の右側にあるスポイトツールを選択し、画面の緑色の部分をクリックすると

クロマキー合成完了
キーカラーで指定された色(緑色)が透過されたため、後ろの画像が背景として表示されるようになりました。

きれいにクロマキー合成するための3STEP

3つのチェックマーク
今回使ったフリー動画のように、背景が単色であればきれいに透過できます。

しかし、実際のグリーンバック動画では『薄い緑色』『濃い緑色』などの部分が存在するため、完全に透過させるのは難しいです。

緑カーテンの前の男性
このように、光の当たり方によって部分的に影ができてしまうんですね。

部分的に影が残っている状態
『緑色』をキーカラーに設定すると、影になっている部分は透過されずに残ってしまいます。

そこで、きれいにクロマキー合成するために

  1. 『マットの生成』の各パラメーターを調整
  2. Ultraキーの重ね掛け
  3. マスクで範囲を指定

この3STEPで作業をしていきましょう。

順番に解説していきます。

各パラメーターを調整

Ultraキーの『マットの生成』をクリックすると

  • 透明度
  • ハイライト
  • シャドウ
  • 許容度
  • ペデスタル

Ultraキーの各パラメーター
これらのパラメーターが調整できます。

最適な数字は動画によって異なりますので、プログラムモニターを見ながら一番きれいに色が抜ける値を探してください。

ちょっと透過できた状態
調整前よりはマシになりました。

しかし、まだまだ透過できていない灰色の部分があります。

Ultraキーの重ね掛け

パラメーターを調節しても消しきれない部分がある場合はUltraキーを重ね掛けしましょう。

1つ目のUltraキーで透過できなかった色を2つ目のUltraキーで透過させていきます。

うまく透過できた例
重ね掛けするとこのようにきれいに色を抜くことができます。

2つでダメなら3つ、4つと増やしていきましょう。

マスクで範囲を指定

どうしても透過できない黒い線が残ってしまう場合は、その範囲だけマスクで透過させるのもありです。

出演者と被っていない範囲であれば、透明度を100にするなど大胆にパラメーターを設定できるため確実に透過できます。

ただし、出演者が大きく動くような動画では使えませんので注意してください。

『出演者がマスクの範囲に入った瞬間に消える』みたいなことが起こりますからね。

筆者
筆者
できればマスクは使わず
重ね掛けで透過させましょう。

『Premiere Proできれいにクロマキー合成する方法』のまとめ

  • クロマキーとは、特定の色を透過させる方法
  • まずはUltraキーのパラメーターを調整
  • それでダメならUltraキーを重ね掛けしよう
筆者
筆者
どれだけきれいに色を抜けるかが
腕の見せどころです。

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