【Stable Diffusion】イラストの品質を簡単に上げてくれるLoRA:『flat2』を紹介
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こういったお悩みにお答えします。
flatというLoRAが『イラストの品質を上げてくれる』と最近話題ですが、実際に効果はあるのでしょうか?もし効果が低ければ、導入するだけ時間のムダですよね。
この記事では
- 【Stable Diffusion】イラストの品質を簡単に上げてくれるLoRA:『flat2』を紹介
- flat2のダウンロード・導入方法
- もっとスムーズにイラストを生成したいなら…
- 生成した大量のイラストを簡単に管理する方法
これらについて解説していくので、最後まで読むとflatを使ってイラストの品質を上げる方法がわかります。
『そもそもLoRAってなに?』『使い方がわからん…』という方はまず以下の記事をお読みください。
>>Stable Diffusionで使えるLoRAとは?導入方法と注意点を解説!
イラストの品質を簡単に上げてくれるLoRA:『flat2』を紹介
- 筆者も導入してみたばっか。細かいことはわからん。ごめん!
flat2は、その名のとおり『平坦な絵』にするLoRAです。
もともとこんなイラストに対して
flat2を重み1で適用すると
のっぺりした・描き込みの少ないイラストに変わってしまいます。『品質を低下させる』方向のLoRAですね。
これを逆手にとって
- プロンプト欄:flat2を重み-1で適用
- ネガティブプロンプト欄:flat2を重み1で適用
このように入力することで、描き込み量を増やして品質を上げてやろうという発想です。プロンプト欄でマイナスの重みにすることを意識してくださいね。
実際にこの条件でイラストを生成すると
明らかに描き込み量が増えていますよね。これはすごい…。特に髪の毛に注目すると違いがわかりやすいでしょう。
flat2の前身である『flat』でも同様に試してみました。
描き込み量はflat2と大差ないように感じますが、彩色がちょっと違いますね。個人的にはflat2の方が好みなので、そちらを中心に使ってみようと思っています。
今回は重みを『1』と『-1』で試しましたが、数字を変えるとまた違った結果になるでしょう。『0.5』と『-0.5』とか。
flat2のダウンロード・導入方法
出典元:Hugging face
flat2はHugging faceから入手できます。製作者の方は日本人のようですね。
導入の方法は他のLoRAと同じ。ダウンロードしたら『stable-diffusion-webui』→『models』内のLoraフォルダに放り込むだけです。
この記事では2次元系のモデルで試した結果をお伝えしましたが、flat2はリアル系のモデルでも高い効果を発揮します。あなたもイラストのクオリティを簡単にアップさせてみてくださいね。
多分これをとっかかりにネガティブLoRAが爆速で開発されていくと思うので、今後もいろいろ試していきたいと思います。
もっとスムーズにイラストを生成したいなら…
もしあなたがもっと快適にAIイラストを生成したいなら、グラボを見直してみるのがおすすめです。
グラボはAIイラストを生成するうえで最も重要なパーツ。いくらCPUやメモリが高性能でもグラボがしょぼかったら致命的です。
本格的に取り組んでいくのなら、グラボにはケチらず投資しましょう。最低でも12GBのVRAMは確保しておきたいところ。VRAMが2GB・4GBくらいしかない古いグラボだと高解像度化や学習に大きな支障が出てしまいます。
コスパを重視する方・予算が5万円以下の方はRTX 3060一択と言っていいでしょう。
もう少し予算が確保できて、さらにハイスペックなグラボに興味がある方は以下の記事もお読みください。きっとあなたに合ったグラボが見つかりますよ。
>>【コスパ重視】Stable Diffusionにおすすめのグラボ3選!
PCごと買い替えを検討している方は以下の記事をお読みください。快適にStable Diffusionを使えるマシン3選を紹介しています。
>>Stable Diffusionにおすすめのパソコン3選と推奨スペックを解説!
生成した大量のイラストを簡単に管理する方法
Stable Diffusionで生成した大量のイラストを効率的に管理するなら『Eagle』というツールがおすすめ。
イラストを生成するとメタデータが自動でEagleに送られ、タグやメモとして保存されます。このタグを使うことで検索や管理がとても楽ちん。
例えば『a dog』というタグで検索すると、そのプロンプトで生成されたイラストだけを表示することができます。『あのイラストどんなプロンプトで生成したっけ?』『LoRAのトリガーワード忘れた』なんて迷わずに済みますよ。
Eagleは本来『約4,000円・買い切り型』の有料ツールですが、30日間の無料体験ができるので、とりあえず試してみてください。
『【Stable Diffusion】イラストの品質を簡単に上げてくれるLoRA:『flat2』を紹介』のまとめ
- flat2はイラストを平坦にするLoRA
- マイナスの重みで適用することで描き込み量アップ
- アニメ系・リアル系どちらでも使える!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
他にもわからないことがあったら以下の記事をお読みください。初心者向けにStable Diffusionの使い方を一から解説しています。