Stable Diffusionでかわいいロゴやアイコンを作る方法
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こういったお悩みにお答えします。
今まではSNSなどに使うロゴ・アイコンを作るためには、お金がかかるのが当然でした。かといって無料のフリー素材サイトから入手すると、他の人と被ってしまうこともしばしば…。
この記事では
- Stable Diffusionでかわいいロゴやアイコンを作るのは簡単
- Stable Diffusionでロゴを作る方法
- Stable Diffusionで文字ベースのロゴを作る方法
- 【SNS用】Stable Diffusionでアイコンを作る方法
- もっとスムーズにイラストを生成したいなら…
- 生成した大量のイラストを簡単に管理する方法
これらについて解説していくので、最後まで読むとStable Diffusionを使って自分だけのロゴ・アイコンを作る方法がわかります。
初心者の方・Stable Diffusionに関してわからないことがある方は以下の記事も読んでみてください。Stable Diffusionのダウンロード方法や使い方について詳しく解説しています。
>>【完全初心者用ガイド】Stable Diffusionの使い方を徹底解説!
Stable Diffusionでかわいいロゴやアイコンを作るのは簡単
Stable Diffusionであなただけのかわいいロゴやアイコンを作るのはとても簡単。もうお金を払って誰かに注文する必要はありません。
Stable Diffusionでは『logo』という呪文(プロンプト)入力するだけで
さまざまなロゴのイラストを生成することができます。
背景をシンプルにしたい場合は『simple background』や『white(orあなたが好きな色) background』などをプロンプトを入れておきましょう。
SNSなどのアイコンには多くの方が人物・キャラクターのイラストを使っていますが
顔をアップにしたイラストを生成したり
特徴が伝わりやすいちびキャラを使ったりと選択肢はたくさん。
人物以外の場合も、生成したいアイコンの特徴に合わせたプロンプトを入れるだけです。それぞれ詳しく解説していきますね。
Stable Diffusionでロゴを作る方法
Stable Diffusionでロゴを作るには、プロンプトに『logo』と入力してみましょう。
こんな感じのロゴっぽいイラストが生成されます。
作りたいロゴのテーマが決まっているときは、プロンプトに特徴を追記すればOK。
プロンプト:logo,cat
プロンプト:logo,dog
モデルによる差も見てみましょう。リアル系のモデルに変えると
プロンプト:logo,cat
プロンプト:logo,dog
リアルタッチのロゴが混ざるようになります。欲しいロゴの特徴に応じてモデルを使い分けてみてください。
品質系のプロンプト(masterpiece,best quality)なども影響するので、工夫するとかっこいいロゴが作れますよ。
残念ながら、現在のStable Diffusionは意味のある文字を書けません。ロゴとして伝えたい言葉やメッセージがある場合は、次に紹介する方法を試してみてください。
Stable Diffusionで文字ベースのロゴを作る方法
これまではゼロからロゴを作成していましたが、次は文字が書かれたイラストをベースにロゴを生成してみましょう。文字を維持したままでロゴを作ることができます。
この記事のアイキャッチ(↑コレ)もこの方法で作ったものです。
拡張機能『ComtrolNet』を使うので、まだ導入していない方は以下の記事を参考にインストールしてください。ロゴがどうこう以前に必須の機能です。
>>【Stable Diffusion】拡張機能ControlNetの使い方を解説!
ControlNetが使えるようになったら、ベースとなる文字が書かれたイラストを準備しましょう。ひらがなでもカタカナでもアルファベットでもOKです。
ここからは『画像生成』という黒い文字が書かれた白背景のイラストを例に解説していきます。
白黒だとロゴとして寂しいので
プロンプトに『colorful』と入力し、カラフルなロゴを作ることを目標にしていきましょう。
先ほど用意した、ベースとなるイラストのサイズに設定してください。他の項目はお好みで。
次にControlNetにベースイラストを入れ
- Enableにチェック
- Control Typeで『canny』か『Lineart』を選ぶ
これらに設定して『Generate』を押します。
できあがりはこんな感じ。指示どおりカラフルな文字になりました。
プロンプト:cyberpunk
プロンプト:floral print
プロンプトによってガラッと変わった雰囲気になりますね。そのままだと背景と文字が似たような色になるので、『white background』などで視認性を上げるのもいいでしょう。
プロンプトを工夫するとかっこいいロゴも作れるので、いろいろ試してみてください。
文字を少し崩すことも可能
Control Weightの値を小さくすることで効きを弱くし、文字の一部を崩したロゴを作ることも可能。
ギリギリ文字が読めるラインを探ってみるのも面白いでしょう。
【SNS用】Stable Diffusionでアイコンを作る方法
最後に、SNSなどで使うためのアイコンを作る方法について解説していきます。
人物アイコンの場合は、顔がアップになるような構図(detailed faceなど)で普通にイラストを生成し
それをアップロードすればできあがり。背景が邪魔なら、あらかじめ『white background』をプロンプトに入れた状態で生成すればOKです。
『アイコン=丸いイラスト』というイメージですが、SNSで使う分には四角形でもほぼ問題ありません。
元が四角形のイラストでも、アップロード後には丸いアイコンで表示されますからね。
キャラクターや表情を工夫して気に入った人物イラストを作ってみてください。関連するプロンプトは以下の記事で解説しています。
>>Stable Diffusionでおすすめの呪文(プロンプト)集一覧!
おまけ:筆者のおすすめアイコン
筆者が個人的におすすめなのはちびキャラ。
プロンプトに『chibi』と入力すると
デフォルメされたキャラクターのイラストが生成されます。
『boy』『working a computer』などのプロンプトも合わせると
このようにブログを書いているっぽい(筆者の属性を表した)アイコンも簡単に作れます。
野球が好きな方はプロンプトに『baseball』を追加したり
ゲームが好きな方は『playing games』を追加したりと、ご自身の趣味と組み合わせるのもいいですね。デフォルメされているぶん特徴がはっきり表れるので、SNSなどのアイコンに適しているのではないでしょうか。
あなたが表現したい特徴+『chibi』でかわいいアイコンを作ってみてください。
もっとスムーズにイラストを生成したいなら…
もしあなたがもっと快適にAIイラストを生成したいなら、グラボを見直してみるのがおすすめです。
グラボはAIイラストを生成するうえで最も重要なパーツ。いくらCPUやメモリが高性能でもグラボがしょぼかったら致命的です。
本格的に取り組んでいくのなら、グラボにはケチらず投資しましょう。最低でも12GBのVRAMは確保しておきたいところ。VRAMが2GB・4GBくらいしかない古いグラボだと高解像度化や学習に大きな支障が出てしまいます。
コスパを重視する方・予算が5万円以下の方はRTX 3060一択と言っていいでしょう。
もう少し予算が確保できて、さらにハイスペックなグラボに興味がある方は以下の記事もお読みください。きっとあなたに合ったグラボが見つかりますよ。
>>【コスパ重視】Stable Diffusionにおすすめのグラボ3選!
PCごと買い替えを検討している方は以下の記事をお読みください。快適にStable Diffusionを使えるマシン3選を紹介しています。
>>Stable Diffusionにおすすめのパソコン3選と推奨スペックを解説!
生成した大量のイラストを簡単に管理する方法
Stable Diffusionで生成した大量のイラストを効率的に管理したいなら『Eagle』というツールがおすすめ。
イラストを生成するとメタデータが自動でEagleに送られ、タグやメモとして保存されます。このタグを使うことで検索や管理がとても楽ちん。
例えば『a dog』というタグで検索すると、そのプロンプトで生成されたイラストだけを表示することができます。『あのイラストどんなプロンプトで生成したっけ?』『LoRAのトリガーワード忘れた』なんて迷うことがなくなります。
Eagleは本来『約4,000円・買い切り型』の有料ツールですが、30日間の無料体験ができるので、とりあえず試してみてください。
『Stable Diffusionでかわいいロゴやアイコンを作る方法』のまとめ
- Stable Diffusionなら簡単にロゴやアイコンを生成できる
- 文字を残したい場合はControlNetえお使うなど、ひと手間必要
- 自分だけのお気に入りロゴを作ってみよう
ここまでお読みいただきありがとうございました!
他にもわからないことがあったら以下の記事をお読みください。初心者向けにStable Diffusionの使い方を一から解説しています。