【ローカル】Stable Diffusion Web UIのダウンロード・インストール方法
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こういったお悩みにお答えします。
Stable Diffusionはブラウザ上でも使用することができますが、使用回数などさまざまな制限が。
ガッツリ使うなら自分のパソコンにダウンロードするのが一番です。
この記事では
- 【ローカル】Stable DiffusionのWeb UIの特徴とは?
- Stable Diffusion Web UI導入前の準備
- 【3STEP】Stable Diffusion Web UIのダウンロード・インストール方法
- Stable Diffusionを起動してみよう
これらについて解説していくので、最後まで読むとStable Diffusionを自分のマシンにダウンロードし、自由にイラストを生成していく方法がわかります。
※Windowsユーザーの筆者が実際にダウンロード・インストールした体験をもとに執筆しています。
Stable Diffusionの使い方については以下の記事で詳しく解説しています。Stable Diffusionに関してわからないことがある方は読んでみてください。
>>【完全初心者用ガイド】Stable Diffusionの使い方を徹底解説!
【ローカル】Stable DiffusionのWeb UIの特徴とは?
『Web UI』とは、ウェブブラウザ上で使えるユーザーインターフェイスです。ざっくり解説するとStable Diffusionを使いやすくするためのツールのこと。
本来Stable Diffusionを動かすためにはpythonという言語でプログラムコードを打ち込む必要があるのですが…ムリですよね?少なくとも筆者はムリです。
そんな人でも簡単にStable Diffusionを操作できるように開発されたのがWeb UI。ローカル環境でStable Diffusionを使っている人のほとんどが導入しています。もちろん無料なのでありがたく使わせてもらいましょう。
『AUTOMATIC1111』という方が開発したWeb UIが圧倒的なシェア・開発速度を誇っているので、現状はコレ一択。この記事でもこのWeb UIを導入する方法を解説していきます。
Stable Diffusion Web UI導入前の準備
ローカル環境で快適にStable Diffusionを使うには、それなりのスペックを持ったパソコンが必要になります。
特に大切なのはグラフィックボード。グラボがしょぼいと『VRAM不足でエラーになる』『いつまでもイラストが生成されない』などの問題が…。
せっかく苦労してStable Diffusionを導入しても宝の持ち腐れになってしまいます。
具体的には、RTX3060以上のグラボを搭載したパソコンは用意しておきたいところ。
Stable Diffusionを始める方におすすめのグラボやパソコンは以下の記事で詳しく解説しています。
>>【コスパ重視】Stable Diffusionにおすすめのグラボ3選!
>>Stable Diffusionにおすすめのパソコン3選と推奨スペックを解説!
【3STEP】Stable Diffusion Web UIのダウンロード・インストール方法
ローカル環境へStable Diffusionをダウンロード・インストールするには以下の3STEPで進めていきます。
- STEP1:Pythonをダウンロード
- STEP2:Gitをダウンロード
- STEP3:Web UI(AUTOMATIC1111)をダウンロード
順番に解説していきます。
STEP1:Pythonをダウンロード
Stable DiffusionはもともとPythonで実行するツール。これがないと始まりません。
私たちが複雑なプログラムコードを入力する必要はありませんが、Web UIがStable Diffusionを実行するときに『Pythonがインストールされている環境』が必要になるのです。
Pythonのダウンロード
出典元:Python公式サイト
こちらのPython公式サイトへ行き、画面を下にスクロールしていくと
出典元:Python公式サイト
『Python 3.10.6』の項目があるのでこれをダウンロードしてください。
Pythonにはもっと新しいバージョンもあるのですが、後ほどダウンロードするWeb UIの公式サイトでは
出典元:AUTOMATIC1111
『Python 3.10.6』が指定されているのです。新しいPythonのバージョンにはまだ対応していないようですね。
今後のWeb UIのアプデにより対応するPythonのバージョンが変わる可能性があるので、一度AUTOMATIC1111のページで確認してみてくださいね。
ダウンロードが完了したら『python-3.10.6-amd64』を開いて、あなたのパソコンにPythonをインストールしましょう。
このとき『Add Python 3.10 to PATH』にチェックをしておいてください。つけ忘れると後で導入するWeb UIがPythonを認識してくれません。PATHを設定しなおすことになってしまいめんどくさいです。
STEP2:Gitをダウンロード
次にGitをダウンロードしていきます。
Wikipediaによると
Git(ギット)は、プログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システムである。Linuxカーネルのソースコード管理に用いるためにリーナス・トーバルズによって開発され、それ以降ほかの多くのプロジェクトで採用されている。
と説明されています。
…さっぱりわかりませんね。
ざっくり解説すると、Gitはファイルを管理するためのシステム。
こんな画面で、Stable Diffusionの動作に関するログなどを保存・管理してくれるのです。
ダウンロードはGit公式サイトから。一番上にある『Click here to download』をクリックするとWindows版の最新ファイルをダウンロードすることができます。
ダウンロードしたらファイルを起動してインストールしましょう。やたら多くの項目について聞かれますが、すべて『Next』でOKです。
STEP3:Web UI(AUTOMATIC1111)をダウンロード
いよいよ最後のSTEPです。インストールしたばかりのGitを使ってWeb UI(AUTOMATIC1111)をダウンロードしていきます。
Web UIをダウンロードしたいフォルダ内で右クリック → 『Git Bash Here』をクリックしましょう。
※今後さまざまなmodel(@大容量)をこのフォルダにぶち込んでいくため、空き容量に余裕があるフォルダを選んでおくのがおすすめです。
Gitが開いたら
-
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
これをコピペしてください。すると自動でWeb UIをダウンロードしてくれます。Ctrl+Vは効かないと思うので、右クリック → Pasteで貼り付けましょう。
この状態でEnterキーを押すとすぐにダウンロードが完了するので、先ほど指定したフォルダを見てみてください。
stable-diffusion-webuiというフォルダが新しく作成されています。これでSTEP1~3はすべて完了。お疲れさまでした。
Stable Diffusionを起動してみよう
作成された『stable-diffusion-webui』を開き、下から2つ目の『webui-user(Windowsバッチファイル)』をクリックします。
コマンドプロンプトが開き、よくわからないコードが実行されていくのでしばらく待ちましょう。
ざっくり解説すると、初回起動時にいろいろなファイルをダウンロードしている状態。次回以降はサクッと起ち上がるので安心してください。
完了まで何分もかかるので、休憩したり他の作業をしたりと自由に過ごしましょう。
画面が動かなくなったら、下から4行目の
- http://127.0.0.1:7860
をコピーしてブラウザ(chromeなど)で開きましょう。
こんな画面になればOK。AIイラストを生成する準備は整いました。
左上の『Prompt』欄に出力したい英単語を入れ、右側の『Generate』を押すと画像が生み出されます。
例えば『mountain』と入力してみると
こんな画像が出力されました。
まあぶっちゃけ『コレじゃない感』があると思いますが(人物のイラストについては特に)、とりあえずこれでAIイラスト生成の一歩目は完了です。
イラストのクオリティを上げるにはモデルを導入したり各種設定をいじったりする必要がありますが、詳しくは以下の記事で解説しています。
>>【完全初心者用ガイド】Stable Diffusionの使い方を徹底解説!
『【Windows】ローカル環境へのStable Diffusionダウンロード・インストール方法』のまとめ
- ローカル環境へのStable Diffusionダウンロードは3STEPで
- 無制限に使いまくれるのがメリット
- しっかりと環境を整備して、快適にイラストを生成しよう
ここまでお読みいただきありがとうございました!
あなた好みのイラストをガンガン作っていきましょう。
他にもわからないことがあったら以下の記事をお読みください。初心者向けにStable Diffusionの使い方を一から解説しています。